ファンヒーターをしまう時、灯油を使い切っても
本体の中の底には灯油がたまっていますよね。
そこで浮かぶのが「本体の底の灯油、どうすればいいの?」との疑問。
今回は、ファンヒーター本体の底に残った灯油を抜き取ることについて詳しく書いています。
本体の底に残った灯油の抜き取り方も紹介しています^^
ファンヒーターの底に残った灯油はどうする?
ファンヒーターをしまうときは、次のシーズンに安全に使えるようにちゃんと保管しておきたいですよね。
去年の灯油が残っていて、ファンヒーターが壊れてしまった。という声もよく聞きますし。
メーカーの説明書には、保管の際にはファンヒーター本体の灯油を抜き取ってください。との記載があります。
でも、電源をいれても「給油ランプ」がつくほど灯油がないのに、タンクを持ち上げると底の穴のところに灯油がたまっていますよね^^;
この灯油も抜く必要があるのかな?と。
わたしは前のファンヒーターにそのまま灯油を入れた状態で保管して、次に使おうとしたら壊れてしまった経験があります。
それから毎年この本体の底にたまった灯油も抜いていますが、そのままの状態で保管するという方もたくさんいるようですよ。
ファンヒーター本体の灯油を掃除しておいた方がいいというのは、
ファンヒーターが古い灯油によって壊れてしまう可能性があるからです。
この古い灯油がファンヒーター本体にとって悪い原因としては、「灯油の変質」があげられます。
この「灯油が変質する原因」とはなにかというと
・直射日光
・異常なほどの高温
・水分の混入
など。
ということは、今後もファンヒーターを故障させずに使い続けるためには、上記の逆の環境「ファンヒーターの保管場所に向いている冷暗所」にしまう必要があります。
きちんとした環境にしまっておけば、底に残った灯油がファンヒーターの故障などのトラブルになることは少ないといえるでしょう。
たしかに次にファンヒーターを使うシーズンといっても、保管期間は約8ヶ月ほどしかありません。
その短期間で上記のことに注意して保管場所を選べば、灯油の変質は滅多に起こることがないといわれています。
ただ、保管の状況によってはファンヒーターに残った灯油が変質してしまい、本体自体が壊れてしまうという可能性は十分にあります。
なので、心配な方はファンヒーター本体の底に残った灯油も、抜き取っておくことをオススメします。
また、本体の中の灯油を抜き取っても、ベランダや庭に置いてファンヒーター本体が直射日光があたる場所などでファンヒーターを保管すると故障の原因になりますので気をつけましょう。
ファンヒーターの灯油の抜き取り方法は?
では、具体的なファンヒーターの本体の底に残った灯油の抜き取り方法を紹介していきます。
この作業をするときは、火気厳禁で換気の良い場所で行って下さい。
灯油のとりあつかいには十分に注意しましょう。
実際にやってみた時の画像はこちらに詳しくのせています。
関連記事ファンヒーター本体の灯油の抜き方や捨て方 少量ならこの方法で!
まず、灯油を入れているカートリッジを外すと、ファンヒーターの本体底にフィルターがあると思いますのでそれを抜き取ります。
外したフィルターにホコリなどの汚れがあれば、乾いた歯ブラシや爪楊枝で優しくこすりとります。
もしフィルターにくっついた汚れを流したいときは、灯油をかけて洗い流します。
※水や洗剤をつけて洗わないで下さい!故障の原因になります。
フィルターを外すと、底にたまっている灯油が見えると思います。
もし中に入っている灯油が多い場合は、いつも給油に使うポンプを使用しましょう。
給油ポンプの先は斜めになっていると思いますが、まっすぐにハサミでカットして吸い取ると簡単に抜き取れます。
量が少ないと、いつもの給油ポンプでは吸い取れなくなってきます。
そこで、このような灯油ポンプ用のスポイトがオススメです。
これを使うと楽にほとんどの灯油を抜き取ることができますので、準備しておくといいですよ。
ちなみに100均には売ってなかったです^^;
ホームセンターでは取り扱いがあるお店とないお店があるので、探してみてくださいね。
もしこのスポイトが準備できない場合は、布やキッチンペーパーで地道に吸い取ります。
このときには、できるだけホコリのでない油の吸い取りのいいものを使いましょう。
わたしが使っているのはリードクッキングペーパーなんですが、少量の灯油を抜き取る(拭き取る)には一番いいんじゃないかしら。というくらいオススメです。
残りは料理中に使えば良いのでw
ファンヒーターの中を拭いてもホコリがつかず、油の吸い取りがめっちゃいいんですよ、ほんとに。
ということで、このような手順で本体の灯油は全部抜き取ることができます。
抜き取った灯油は、庭がある場合には掘って土の中に埋めればいいですし、
可燃ゴミとして出すことも出来ます。
不安な場合は、水を湿らせた布や新聞紙でくるん袋に入れて捨てましょう。
灯油がたくさんある場合は、タンクか缶にいれてガソリンスタンドに持っていくと回収してくれると思いますよ。
また、布やクッキーングペーパーにたくさんの灯油を染み込ませた場合は、可燃ゴミで捨てるときに分けて少しずつだすようにしましょう。
一気に同じところに灯油を染み込ませたものを入れると、自然発火する可能性がありますので注意して下さいね。
ファンヒーターをしまうときの灯油について
ファンヒーターから抜いた灯油、もう一回使えるかもしれないからポリタンクに戻して保管しておこう♪
と思う人もいるかもしれませんが、
ファンヒーターの底の灯油を抜いてポリタンクで保管するのはやめた方がいいです^^;
ファンヒーターから抜いた灯油には、不純物が混じってしまっているかもしれないので、ポリタンクに入っていた元の灯油もダメになってしまう可能性があるのです。
また、灯油が余ったから、次の冬にまた使おう。と灯油を保管しておきたいこともありますよね。
でも最初に書いた通り、時間が経つと灯油は変質します。
変質した灯油は水と分離されてしまい、この水がファンヒーター本体にさびを発生させる原因となってしまうのです。
なので、原則としてはシーズン中に灯油は使い切る。
もし保管したい場合は、青いポリタンクか灯油専用の缶などに入れて、
風通しのよい暗い場所に置いておきましょう。
ファンヒーターの底に残った灯油は抜き取りする?しまう時のコツ!まとめ
ファンヒーター内の灯油を見た時は、どうやって全部とるの…?と思いますよね^^;
完全に抜き取る必要はないかもしれませんが、本体に残る灯油は少ない方が本体にとっていいのかな〜と個人的に思って、毎年抜き取るようにしています。
画像つきの手順も参考にしてくださいね♪
コメント
ファンヒーター本体に残った灯油の処分の記事で
「抜き取った灯油は庭に埋めてしまえばいいですし」とありましたが
灯油は生分解されないので土壌汚染に繋がるそうですよ
うっかり埋めた灯油のせいで浸透拡散した庭の植栽がダメージを受けることになっては大変です
匿名さま
コメントありがとうございます。ご指摘の点、再度調べてみたところおっしゃっていただいた通り、微生物分解されないとのことでしたので、内容を変更させていただきました。
この度は間違った情報を掲載してしまい申し訳ございませんでした。ご指摘ありがとうございました。