成猫のトイレの失敗、困りますよね。
この子が生きてる間、ずーっとトイレの粗相をし続けるのかな…と思うと複雑な気持ちになりませんか?
我が家では猫を長年飼っていますが、たくさんの猫を飼っていく中で1匹だけ、トイレを覚えなかった子がいました。
ですが時間をかけて色々な方法を試して、今ではトイレを失敗することがなくなりました。
すんなりトイレを覚えてくれる子もいれば、なかなか覚えられない子もいます。
今回は、トイレの失敗をし続けた3歳の成猫にトイレを覚えさせた方法を紹介します。
愛猫がトイレを失敗して困っているあなたに参考にしてもらえれば幸いです。
成猫のトイレを失敗なくすためには?
いくらカワイイ愛猫でもトイレを覚えてくれないのは、本当に困りますよね^^;
子猫時代に野良猫だったり、一定の時期、家の中と外を自由に出入りしていた場合は、外でトイレをしたがる子も多いです。
かといって、家の中で色んな場所でトイレをさせるわけにはいきませんので、時間をかけてでも覚えさせましょう。
猫は賢い生き物ですので、きっと覚えてくれるようになると思います。
お互いの根比べになってしまうかもしれませんが、気長に、ストレスを少しでも少なく快適に暮らせるように頑張っていきましょう(๑•̀ω•́๑)
そのためには、まず愛猫をよく観察してこだわりや好き嫌いをわたしたち飼い主が知っておく必要があります。
子猫と違い、成猫となるとそれぞれのクセやこだわりがありますよね。
皆さんも試されたことのある方法かもしれませんが、世間的によく言われている方法をチェックしてみて下さい。
- 猫トイレの数は猫の数プラス1つ
- 前に粗相をしたところに臭いが残さない
- トイレの大きさを猫のサイズに合わせる
- 砂を変えてみる
- トイレの砂が浅い
- トイレの場所が悪い
- ストレスを発散させる
猫は清潔な生き物ですので、いつもトイレをキレイにしておくことはもちろんですが、安心してトイレできるように1匹でも2つのトイレの設置が理想的です。
粗相をした場所の臭いは、人間には臭いがわからなくても、猫には分かってしまう場合がよくあります。
フローリングの場合は洗剤でふき、ワックスをぬるなどして臭いが完全にしないようにしましょう。
衣類や布団の場合は漂白するなどして出来るだけ完全に臭いを残さないように。
理想的なトイレのサイズは猫の体型の1.5倍と言われています。
猫はトイレの中で体勢を整えたり、砂をかけるためにクルクル移動したりします。
そのときに「この場所やりづらいな」と思われてしまうと、違う場所で用を足してしまう原因となります。
また、逆に小さな猫がトイレのフチを乗り越えられないために、トイレの失敗をしてしまうこともあります。
猫砂は色々試されている方も多いと思います。
外に出ていた時期がある猫の場合、砂のような感覚に慣れている可能性があります。
小粒の鉱物の猫砂が、外の砂の感覚と1番近いといわれています。
手の大きさにより、大粒が好きな子や、小粒が好きな子がいますので、それぞれに合う砂を探してあげましょう。
うちの猫がトイレを覚えた理由の1つに猫砂での気付きがありました。そちらは後ほど!
猫はトイレの後、自分の居場所を隠す習性があります。
そのため、トイレの砂が浅い場合には「ん、ここでは隠せそうにないな」と思われる可能性があります。
砂をたくさん掘って、十分に隠せそうだな!と思ってもらえる深さに砂をいれてあげましょう。
猫トイレの場所も猫の好みにより違いますが、猫の習性から考えると暗く静かなところがいいと思います。
リビングや人が通る場所でもトイレの失敗がない子もいますので家の中で色々置き場所を変えてみましょう。
飼い主の気付いていないときに、トイレ中に何かビックリする様なことがあり、トラウマになってしまってからトイレの粗相が増えたという可能性もあります。
窓際に置いている場合には、トイレ中に外で大きな音がしたなども考えられます。
猫が安心出来る場所の近くにするなど、トイレの場所を変えてみましょう。
愛猫と十分なコミュニケーションはとれていますか?
猫が生活でストレスを感じている場合、「ええい!」と気を引かせたいということも考えられます。
1日に5分でも10分でもいいので、愛猫ちゃんのお気に入りのおもちゃで遊びましょう。
心のコミュニケーションはとっても大切です^^
これらの中で思い当たることがあれば、まず試してみて下さい。
自分の快適さに関して敏感な猫ちゃんですので、今と少し変えるだけでトイレの粗相がなくなることも十分ありえますよ!
飼い主が気付いていないことで、猫にとって嫌なことや、避けている場所がないか?など
よく観察してみてくださいね。
成猫のトイレをしつける方法
先ほどの方法は試されましたか?
それでも猫がトイレを覚えてくれない!と意地でもトイレで用を足してくれない猫ちゃんと暮らすのは少なからずストレスがたまりますよね…><
ここからは私が3年間、猫にトイレを覚えさせるために試行錯誤した内容を具体的に紹介していきます。
少しでも参考になればと、心から思っています^^
正直にお話すると、わたしは猫のトイレの粗相でかなりストレスがたまっていました。
教えても教えても、外出から帰宅するとポツーンとある便。。
何度おしっこをしみ込ませたティッシュをトイレの中に置いてもトイレの近くにある水たまり。。
もう、なんでこんなに覚えられないの!!!と毎日爆発寸前でした(ごめんよ我が猫;;)
猫はわたしたちが思っている以上に、人間の感情をかなり敏感に察知しています。
(聞こえは良くないですが)それを利用して、
覚えるまでトイレを失敗した場所に連れて行き押さえつけて「ダメ!」と低い声で叱り、
すぐにトイレ内に猫を入れ、頭や背中をなでながら「ここでトイレしようね〜」「◯◯ちゃんなら出来るよ〜」と言ったり、
砂を掘る動作を猫の両手を持って一緒にやり「すごいね〜出来たね〜、えらいえらい」と
褒めたり、優しく声をかけました。
これを2年間、トイレの失敗を見つけるたびに毎回繰り返しました。
トイレの失敗を叱ると「トイレをすること=悪いこと」と覚えてしまうとネットで読んだことがあったので
トイレの中で用を足すのが良いことなんだと覚えさせれば良いのか!と思い、
トイレの外で「ダメ!」と叱りそのあとトイレの中に入れたときに好物のオヤツを少しあげたりしました。
流れ的には
廊下に粗相発見!→猫を連れて行き押さえて叱る→そのまま掃除(洗剤をつける前のティッシュはトイレに)→猫をトイレに入れてなでながら褒める→トイレ内で少しだけオヤツをあげる
こんな感じでした。
トイレでなでたあと、トイレの外に出してあげて放すと毎回走って逃げていきましたが、このことで関係性が悪くなることはありませんでした。
トイレ以外のことでは普通に接していたので、信頼関係を築けていたのが良かったのだと思います。
これだけでも結構効果がありました。
小さいころからほぼ毎回ミスっていたのが、上記の方法を毎回することで2回に1回くらいはトイレでしてくれるようになりました。
ですが、まだまだわたしと愛猫のトイレ修行は続きます。
愛猫が3歳半くらいのときに、気付いたことがありました。
うちでは猫砂を2種類使っていました。
Aの猫砂には失敗が少なく、Bの猫砂では失敗が多かったんです。
もしかして、砂の好みの問題だったの?と「な〜んだ」感があったので、Aの砂のみを使うようにしました。
ですが、それでも80%程度の成功率。
完全に覚えてはくれませんでした。
さて、どうしたものか…この子が生きている間、ずっとわたしはトイレに悩まされるのかな…とかなり絶望的な気持ちでした。
ですが、ひらめいたんです。
うちの子は、フローリングで粗相することに気が付きました。
ということは…トイレの中にも砂がない方が良いのでは…?
猫本来の習性とは逆の発想ですが、試してみようと思い、トイレの中に入れている猫砂を少なめにして、
猫トイレの半分に猫砂を集めて、もう半分は底の状態にしてみました。
そうすると…!
なんと…!
トイレの中の砂のないところでちゃーんと便やおしっこをするようになったんです!
今でも、砂がトイレの全面に敷いてあると、意地でも踏みたくないのかトイレのふちに4本足をのせてユラユラしながら用を足すときがあります。
終わった後はちゃんと砂をかけます。
砂のないところでおしっこをすると、砂がない分、足がぬれるのでは?と思われるかもしれませんが、特に足がぬれることもなく、器用にやっているようです。
この方法で、我が家の猫はトイレの失敗が完全になくなりました。
トイレ内の環境を愛猫の好みの条件に揃えたことが1番よかったみたいです。
ただ、この方法はトイレを覚えない全ての猫に当てはまるとは到底思えませんので、あなたの愛猫ちゃんがどのような条件の場所で粗相をすることが多いのか?を考えてみると、失敗が少なくなると思います。
例えば、お布団やソファーなどで粗相をする子には、ふわふわの砂に変えてみたり、うちのように砂自体が嫌な子にはペットシートに変えてみたりするなど、とにかく猫がここでならトイレできると思う様な環境を作ることが1番大切だと思います。
また、猫のトイレの失敗では病気のサインである可能性もあります。
膀胱炎や泌尿器系の病気は、発見が遅れると命に関わることもありますし、脳に障害があり、粗相をしてしまうこともあります。
安易に「トイレを覚えない子」と決めつけずにまずは病院で検査してもらうことをオススメします。
検査しておけば、猫も飼い主も安心してトイレトレーニングが出来ますし^^
成猫にトイレの失敗をさせないためのしつけ方法まとめ【体験談】まとめ
トイレを失敗する原因は猫によって違いますので、愛猫ちゃんが安心してトイレで用を足せるようになるまで色々試していくしかありません。
飼い主にとっても、猫にとっても快適な生活が送れるように頑張りましょう!
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