時代祭は京都の三大祭りとして、多くの観光客で賑わいます。
時代をさかのぼり、当時の人物に扮装をした大行列は動く時代絵巻。
そんな時代祭を楽しむための見物場所について詳しくまとめました。
観覧席で見るのがいいか、無料の見やすい場所3選を紹介しています。
時代祭の見物場所は?
秋の京都のお祭りといえば、時代祭。
京都が各時代の都であったからこその「他ではまねできないお祭りを」ということで市民が作り上げるお祭りでもあります。
まるでタイムスリップしたような時代の人物たちが、約2,000人が2キロの大行列となって、京都の街を練り歩く姿は圧巻。
時代の人物に扮装し明治時代から歴史をさかのぼっていくストーリーは、一目で京都の文化や歴史を感じることができるでしょう。
時代祭は10月15日から23日まで行われるお祭りですが、ここでは毎年10月22日に行われる時代風俗行列の観覧について紹介します。
(今年は日程変更されていますので注意してください)
この時代祭の行列は最初から最後まで見ようと思うと、約2時間かかります。
なので全部見たいのか、一部だけでもいいのかによって見物方法や見学場所を考えましょう。
時代祭の観覧できる場所は、3ヶ所の有料観覧席と行列が通過するルート全てになります。
有料観覧席は
・京都御所
・御池通
・平安神宮
となっています。
御所と御池通は、有料観覧席の後ろや近くで無料で見ることができる場所もあります。
行列の通過時間をチェックしておき、先回りしてポイントを絞って見るというのも一つの手。
また、行列はゆっくりと歩いていきますので、途中で移動しながら見るのも楽しいかもしれません^^
日程:10月26日※
時間:12:00〜14:30
有料観覧席:京都御所・御池通・平安神宮前
京都観光協会HP
※2019年は皇居宮殿にて「即位礼正殿の儀」があるため日程変更になっています。
ルート:京都御所〜烏丸御池〜平安神宮
通過時間:
京都御所(12:00)→烏丸丸太町(12:30)→烏丸御池(12:50)→河原町御池(13:20)→河原町三条(13:30)→三条大橋(13:40)→三条神宮道(14:10)→平安神宮(14:30)
下のマップの半時計回りが行列のルートになります。
時代祭は有料観覧席がおすすめ?
さきほども書いた通り、当日の自分のスケジュールと合わせながら、どのくらい時代祭を楽しみたいか?によって観覧席が必要かどうかが変わってきます。
時代祭の大行列を最初から最後までじっくりと見たいなら、有料観覧席がおすすめですが全部を観覧すると2時間ちかくの長丁場となります。
体力のあまりない高齢の方や子供連れの場合は、有料観覧席は不向きかもしれません。
有料観覧席は京都御所と御池通りに5〜6列、平安神宮前に2〜3列ほどのパイプイスが設けられます。
有料観覧席は予約時に座席の指定がされますので、場所取りの必要がないので安心して見に行くことができます。
有料観覧席の値段は1席2,500円ですが、500円のパンプレット代が込みになっています。
御池通のまなび席のみ5,000円となっています。
まなび席にはイヤホンにてガイドを聞きながら楽しむことができますよ♪
行列を見ながら人物などの歴史が理解できるので、楽しみ方に深みが増しますね^^
ただ、デメリットの一つとしては、どの有料観覧席も屋根がありません。
京都の残暑(?)の日差しはそれなりにきつい年もありますので、食ベ物や飲み物の準備をお忘れなくです。
また、日傘はさせませんので観覧席を予約しておいた場合でも、気候によっては始まる前まで近くの木陰で待機するなどの工夫も必要かもしれません。
有料観覧席は、なんらかの理由により順延で翌日になった場合でも払い戻しはしないとのことです(中止の場合は払い戻し期間があるようです)
今年は令和元年で、開催が土曜日ということもありますので、もし座ってじっくりと見たいなら、早めにチケットを確保しておくのがいいと思います。
有料観覧席の同じ金額でも、前列か後列かで見え方や迫力が全然違いますので、折角なら良い席で見たいですね^^
また、平安神宮の到着場所である、応天門前の二条通から大鳥居までは有料観覧席となっています。
ここは背の高さほどの紅白の幕がズラーっとはられますので、この区間は無料での観覧は難しいでしょう。
応天門前までは行くことが出来ますので、そのあたりでの無料の立ち見は出来ますが平安神宮もかなり混雑しますので、有料観覧席をとっておくほうが安心して楽しむことができますよ。
時代祭が見やすい場所はどこ?
京都の三祭りである、祇園祭や葵祭と比べると時代祭の人出は少ないといわれています。
とはいえ世界中から時代祭を見ようと人が集まってきて、約4万人という年もあります。
人気の観覧スポットは大混雑で前の人の頭しか見えない…なんてことも。
さらに今年は土曜開催で令和元年ということもあり、大変な混雑が予想されますね。
見やすさでいえば、座席が確保されている有料観覧席はもちろんですが、他にも見やすい場所はたくさんありますよ。
無料の観覧場所として人気の場所は、有料観覧席がある3ヶ所と同じ場所もありますが、とても混雑します。
人気の場所は、沿道で立ち見をしようと午前中から待っている人たちもいるくらいです。
京都市役所前付近
御池通と河原町通りの交差点である、京都市役所前あたりは有料観覧席がありません。
歩道が広く、行列が近づいてこないと交通規制もないため、待機しておけばかなり見やすいスポットです。
市役所前は13時頃に通過するので、1時間くらい前からスタンバイしておけば前列で見れる可能性が高いでしょう。
三条京阪から神宮道の間
京阪三条駅から東〜神宮道までの三条通り沿いは、それなりの混雑もありますが比較的見やすい場所です。
人の流れが早いことが多く、前列で見るのに苦労しなくて良いでしょう。
特に、地下鉄東山駅あたりは人が少なく見やすいという声もありますよ。
神宮道
三条通りから平安神宮の間の神宮道もオススメの観覧場所です。
平安神宮へ到着する少し手前の神宮道あたりは、他の場所に比べると道幅が狭いので間近で見ることができます。
平安神宮の到着時間は14:30となっていますので、30分前の14:00頃に神宮道あたりをウロウロして見やすそうな場所を見つけるといいですよ。
周辺には平安神宮の大鳥居や、京都市美術館・近代美術館や府立図書館なども神宮道沿いにあります。
観光スポットとして楽しむことができますので、早めにいっても退屈することはないでしょう。
神宮道の平安神宮に近い方や、岡崎公園内もオススメです♪
時代祭の見物場所は有料観覧席がおすすめ?見やすい場所3選♪まとめ
時代祭、京都らしいお祭りとして伝統を感じることができる素晴らしいお祭りです。
京都出身のわたしは、毎年同じクラスの子が時代祭の日は学校を休んでお祭りに参加しているのが羨ましかったですw
混雑はしますが、場所によってはそこまで混まずにゆっくり見ることもできますので、どのあたりで見ようかな〜という目安にしていただければと思います♪
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