主婦にオススメの国家資格の一つ「調理師免許」!
とはいえ、家事と仕事と試験勉強を両立するのはなかなか大変です。
そこで今回は、主婦が調理師免許を取得するなら、
どの方法が安くて簡単なのかについて紹介していきます♪
調理師免許の取り方や試験内容なども詳しく書いていますので、参考にどうぞ!
調理師免許を持ってると有利なことって?
正直、飲食店で働くのに調理師免許が必要かと言われれば、必ずしも必要ではないと思います。
私が調理の仕事をし始めた時も「家のご飯くらいしか作ったことがない主婦」でした。
調理師試験を受けるにあたり、勉強していくことで色々な知識を得ることができました。
求人票の必須条件に調理師免許と書かれている職場に応募できるのはもちろん、お給料が高くなる職場もあります。
ただ、それ以上に調理師免許を取得する時に勉強した内容こそが、持っていると有利なことだと個人的に思っています。
試験内容に関してはのちほど詳しく紹介しますが、栄養価の話や食中毒のことや衛生面に関して勉強できます。
食に携わる人なら一度は勉強しておきたい内容ばかりです。
なので、調理師免許を取りたいな~と思っている方はぜひチャレンジしてください♪
今後の転職で有利になる可能性もありますし、持っていて邪魔になるものではないと思うので^^
調理師免許の取り方
調理師免許の取得方法は、2つあります。
これは調理師免許を取得したい全ての人に当てはまる条件となります。
① 調理師養成施設を卒業する
② 飲食店などで2年以上の実務経験を積み、試験に合格する
どちらかの方法で免許を取得することができます。
ここ数年では、免許取得者の割合は養成施設卒業者と受験者のほぼ半々なようですよ♪
それでは早速、それぞれを詳しく紹介していきます。
① 調理師養成施設を卒業する
調理師養成施設に1年以上通うことで免許の申請ができます。
これは調理の専門学校ならどこでも良いわけではなくて、都道府県知事が指定する養成施設となります。
必須科目の授業と調理実習を決められた時間数以上、かつ1年以上修了すれば調理師免許がもらえます。
授業料は100万円以上の学校が多く、中には200万円くらいする学校もありますので時間とお金に余裕のある人にオススメの方法です。
学校では調理に関することを勉強できるので、本格的に調理師として頑張っていきたいなら、有意義な時間を過ごせると思います^^
✔︎デメリットは、学費がかかる。
※ただ、養成施設の授業内での試験はあるかもしれません。
② 2年以上の実務経験を積み、試験を受ける
学校に通うほどお金がないわ。。という方は、飲食店や施設での調理経験を積みましょう。
2年以上の実務があれば、調理師試験の受験資格を得られます。
受験費用と合格後の免許申請のお金はかかりますが、学校へ行くことを考えるとはるかに安く免許を取得することができます。
お給料をもらいながら現場で働けるので、とても良い経験になりますよ^^
✔︎デメリット・・2年以上の時間がかかる。勉強のモチベーション維持が大変(かも)
気を付けたい注意点
◎ウエイトレス、ホール、洗い場のみの業務では実務経験にならない
あくまでも「調理業務」に携わる必要があります。
◎飲食店ならどこでも良いわけではなない
実務経験を得たい時に、どの飲食店でも良いのかというと、そうではありません。
厚生労働省令で定められた、
②魚介類販売
③惣菜
④学校、病院、寄宿舎などの給食施設
で働く必要があります。
実際はもっと細かく定められているので、ご自身で調べてみてください。
また、都道府県によっても違う場合がありますので、必ず受験地の要項を確認しておいてくださいね^^
実務経験なしでも免許って取れるの?
調理師免許の取得には、今まで説明してきた2つの方法しかありません。
なので、学校に通わない場合は実務経験は必須となります。
パートやアルバイトでも実務経験になりますが、「週4日以上かつ1日6時間以上」の勤務が必要です。
2年の実務経験を証明してもらうために、事業主に「調理業務就業証明書」を書いてもらい、受験申し込みの際に必要な書類となります。
ちなみに、2年以上というのは、複数の職場を合算しても大丈夫です。
試験の申し込みをするまでに2年にならない場合は、過去にアルバイトしていた職場に連絡をしてみて、証明書を出してもらうこともできます。
※私は前の職場と合算しようと問い合わせたのですが、辞める前に半年以上長期休暇を取ってしまったので証明書を出してもらえませんでした^^;
この辺りは事務や事業者側の判断となることもあるみたいです。(個人的な感想)
取得難易度
調理師免許は国家資格ですが、国家資格の中では合格率は高い方です。
1ヶ月くらいの勉強で取得できたという人もいますし、ネット上の過去問だけをひたすら解いて受かったというツワモノもいるみたいです^^;
養成施設へ行けば、受験はありませんが授業で覚えることがたくさんあると思います。
試験の難易度的には高くはありませんが、知らないと解けない問題ばかりなので、勉強をしていないと合格は難しいと思います。
60問の問題の6割以上の正解、かつどの科目も平均点を著しく下回ってはいけません。
参考書に書いてあることを、バランスよく覚えておくのもポイントの一つです。
試験内容
調理師の試験内容は、次の6科目に分かれています。
また、数字は出題割合ですので、数字の大きなものほど問題数が多くなっています。
② 食品学(10%)
③ 栄養学(15%)
④ 食品衛生学(25%)
⑤ 調理理論(30%)
⑥ 食文化概論(5%)
各科目によって出題される数は違いますが、先ほども書いたように全体にバランスよく勉強しておきましょう。
初めて見る科目もあるかもしれませんが、あまり深い内容までは試験に出ません。
言い方に語弊があるかもしれませんが「知っている」程度で大丈夫です。
個人的な感想としては、栄養士や管理栄養士になるともっと突っ込んだ内容になりますが、調理師免許ではそこまで求められてないような感じがしました。
それでは、それぞれの科目を紹介していきます♪
① 公衆衛生学
公衆衛生学は、あまり聞き慣れないという人も多いかもしれません。
内容的には、
・公衆衛生の目的や国際機関(WHOなど)について
・行政と保健所の関係や活動内容
・人口統計や出生率など
・調理師法や調理師免許について
・感染症や環境汚染について
・生活習慣病、母子保健
などなど、内容的にはかなり幅が広いです。
ただ、深く掘り下げているわけではないので、広く浅く、とりあえず覚えるようにしましょう。
② 食品学
・食品の成分
・食品の加工
・アレルギー物質
などです。
分量的には多くありませんが、次の栄養学を理解するためにも食品学はしっかり覚える必要があります。
③ 栄養学
・栄養素の種類や働き
・国民の栄養状態
・母子、青年期、老年期の栄養について
・病人食と一般食
栄養学は、炭水化物や脂質、ビタミン・ミネラルなどの馴染みのある内容をそれぞれ少しづつ掘り下げた内容となっています。
ビタミンDは主に何から摂取できて、どんな働きをするか?
という感じです。
また、国民の栄養状態について、現状や指針などを覚えます。
④ 食品衛生学
・食中毒
・食品添加物
・HACCAP
・食品の見分け方
⑤ 調理理論
・調理技術
・調理方法
・調理による栄養素や味の変化など
・集団調理
切り方などの調理技術や、焼く煮るなどの調理方法がこの科目になります。
調理の仕事と一番わかりやすく関わりのある内容なので、この科目はわりと覚えやすいと思います。
⑥ 食文化概論
・日本の食文化
・世界各国の食文化
・宗教による食文化の違い
問題出題数は少ないので、つい適当に覚えがちなんですが。。
日本の食の歴史についてなどの出題もありますので、気を緩めずに覚えておきましょう。
今は「え、全然わからない」と思いますよね。
でも勉強していけば次第に理解できるようになります。
一人で勉強するのが不安な方は、養成学校に通うよりはるかに安く勉強できる、通信講座もあるのでチェックしておくといいですよ。
調理師免許の取り方で主婦が安く&簡単に取得するなら?まとめ
学校に通うか、経験を積んでから試験を受けるか、どちらがいいかは人それぞれです。としか言えませんが、
自分に合った方法で免許を取得するほかないと思います^^
安く取るなら、調理師試験を受ける方がいいですし、調理全般を学びたいということであれば養成施設に通うのがいいと思います。
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