猫との引っ越し、ペット専門で輸送してくれる業者もありますが、やっぱり心配ですよね。
そこで今回は、猫と一緒に引っ越しをする際の移動手段はどのようなものがあるのかと、
ストレスを減らす為にはどうすれば良いのかや、注意した方が良いポイントをまとめました。
出来るだけお互いが安心して移動出来るようにしましょう♪
猫と引越しの移動手段はなにがあるの?
出来れば引っ越したくないけど、仕事や家庭の事情でどうしても引っ越さなければいけないこともありますよね。
移動距離、予算、車の所有の有無などの人間の都合と、
猫の普段の性格によって選択できる内容が変わってくるかと思います。
また、猫の体調や特徴などを確認する為にも、事前にかかりつけの動物病院で相談することをおすすめします。
ここでは、猫を新居に連れて行く際の移動手段は何があるのかを順番に見ていきましょう。
車
もし車をお持ちなら、検討されているかと思いますが、自家用車での移動は
他の人がいる公共機関よりも人間も猫もストレスが少なく移動出来る手段です。
また、長距離の場合でも猫の都合に合わせてSAやPAで休憩ができ、キャリーケースから少し出してあげることも可能かもしれません。
ただ、移動距離が長い場合や、車に乗った事がない猫の場合は体力やストレスが心配です。
新幹線
猫を新幹線に乗せる場合、「手回り品」扱いになりますので、「手回り品料金」1ケース280円で乗車できます。
また、新幹線に猫を乗せる場合は、JRの規則にしたがわなければいけません。
自分の分と猫の分、2席とればトイレの移動なども楽なのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、
そもそもJRでは、1人につき1名分しか乗車券と指定券を使用できないように決まっています。
他の方の迷惑にもなりますので、座席にキャリーケースを置くのはマナーとしてやめましょう。
また、キャリーケースのサイズについても決まりがありますので十分調べてから乗車しましょう。
飛行機
飛行機に猫をのせる場合は、「受託手荷物」となります。
貨物扱いになりますので、残念ながら
飛行機で客室に一緒に乗る事は出来ません。
料金は国内線で約3,000円~6,000円。
航空会社や路線によって料金が違います。
また、搭乗できるケージの規格や他の手荷物との総重量についても、各航空会社で違ったり、
季節によっては乗れない時間帯もあるので飛行機で移動する場合は入念に調べたり、直接航空会社に確認する必要があります。
フェリー
こちらも運営会社によりますが、個室で一緒に乗れるフェリーや、ペットルームにてケージで乗れるフェリーもあります。
また、会社によっては猫を乗せる場合は、猫のみ車両内保管というところもあり、車に猫だけを置いて乗船しなければいけないことも。
その際は、エンジンを切らなければいけなかったり、猫に会いに行くときは乗船員の方に連れ添ってもらい、10分程度のお世話と決まりがある場合も。
また、車が無い場合は猫は連れて乗船できないなど、
それぞれのフェリー会社により、かなり違いますので、こちらも直接しっかりと確認しましょう。
猫との引っ越しでストレスを軽減する方法は?
まず、引っ越し先へ移動する際、公共機関を利用する場合は必ずキャリーケースに入れる必要があります。
キャリーケースに慣れていない猫の場合は、引っ越しで移動をする事を想定して、
キャリーケースに入れ、揺らす
ということをしておき、少しでも慣れさせることをおすすめします。
また、移動時間程度キャリーに入れて慣れさせるということも練習してもいいかもしれません。
かわいそうですが、引越移動当日に、突然やってくる衝撃に耐えてもらうしかないのです。
移動距離にもよりますが、猫ちゃんは数時間もキャリーケースの中に閉じ込められ、聞いた事のない音や、振動に大きなストレスを感じることと思います。
少しでもあなたの猫にあった方法でストレスを軽減させるしかありません。
また、キャリーケースに猫の匂いの付いたオモチャや、タオルなどを必ず一緒に入れてあげましょう。
神経質な猫の場合、ひたすら鳴き叫ぶことも予想されます。
車や新幹線などの、一緒に乗れる場合は頻繁に声をかけてあげ、状況を説明してあげたり、好きなオヤツや少量のまたたびなどをあげてみましょう。
動物病院では酔い止めや、鎮静剤を処方してくれる場合もあります。
鎮静剤は逆に興奮してしまう場合もありますので、リスクもきちんと把握した上での使用を考えましょう。
あまりにもパニックになるようでしたら、獣医さんに聞いてみましょう。
猫との引越しで注意すべき点は?
猫との引っ越しで、移動する前日の夜から水のみにして、餌はあげないようにしましょう。
食べたものをもどしてしまい、肺や器官に入ってしまうと命に関わる場合があります。
また、緊張しているとおしっこを我慢することが多いですが、万が一の事を
考えて、キャリーケースの中にペットシートを2枚敷き、その上に猫の匂いのついたタオルや布を敷きましょう。
この時、キャリーケースが布製だと、染込んで量によっては外まで染みてしまう可能性もありますので、キャリーケースはハードタイプをオススメします。
車や新幹線でそばに置いておける場合は、暗くするためにキャリーケースの外にも布をかけてあげましょう。
ご自身のキャリーバックに猫のキャリーケースを固定して移動する際、
落下の事を想定して、キャリーケースをガムテープなどでとめて極力外れないようにすると安心です。
また、飛行機では、ごくごく稀に、(1年に1匹くらいの割合で)動物が亡くなるということも報告されています。
毎日たくさんの動物を運んでいる航空会社ですので、ほとんどは起こりえないと思いますが、こればかりはわかりません。
飛行機に猫を乗せるのはかなりのリスクがあることを十分承知の上で搭乗しましょう。
また、飛行機やフェリーの場合、大きな音がしますので、音に敏感な猫にはとても大きなストレスになります。
神経質な子であれば、ストレスから下痢をしたり、血尿を出したりする可能性もあります。
最後に、一番は飼い主が動揺しない事が大切です。
焦ってしまうと、その感情は猫にとって余計なストレスになりますので、
あまり過敏になりすぎない心を忘れないようにしましょう^^
猫と引越しで移動手段はなにがあるの?ストレスを減らす注意すべき点は?まとめ
たくさんの方が猫を連れて引越ししていますので、
引越し移動当日や、新居についてしばらくは辛いかもしれませんが、
きっと時間薬で慣れてくれますよ。
愛猫ちゃんを信用して、一番良い移動手段を選択してくださいね♪
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