ヌメ革の手入れは最初なにをするべき?頻度や上手な育て方まとめ

ドキドキワクワクの新品のヌメ革。

最初に何をしたらいいのかな〜と思っている方!

できるなら上手に育てて、綺麗な飴色へエイジングさせたいですよね。

そこで今回は、ヌメ革の製品を手に入れた最初の手入れ方法、お手入れの頻度などのヌメ革の育て方をまとめました。

スポンサーリンク

本コンテンツでは掲載中のECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

ヌメ革の手入れは最初なにをするべき?

このブログでも散々お伝えしていますが、ヌメ革のエイジングや育て方には好みがあります。

その中でも、こんな方法があるよ。ということをお伝え出来ればいいな〜という思いで記事を書いています。

これが正解で、これをすれば絶対に綺麗な飴色になります!とは言い切れないのがヌメ革の難しさであり、楽しさでもあります。

ここを分かった上で読み進めてもらえたらと思います^^

新しいヌメ革はまるで赤ちゃんのようで、何をどう扱ったらいいのか戸惑うこともたくさんありますよね。

そこでヌメ革の最初の手入れで何をしたらいいのか?ですが、

徐々にヌメ革の自然な経年変化を楽しみたい場合には、使うときの最初におこなうのは、よっぽど乾燥していない限りは布での乾拭きだけで大丈夫だと思います。

ヌメ革の製品が製造されてから、お店に陳列・保管され、あなたが購入するまでにかなりの日数が経っていることも考えられます。

売り場やお店に置いてあったあいだに時間が経っていたり、長時間お店の強いライトにあたっていた可能性もあり、ヌメ革が乾燥していることがあります。

ヌメ革の表面がカサ付いてるかも…と思う場合のみ、ヌメ革専用のクリームや革用のデリケートクリームをうすく塗りましょう。

ただ、全部が乾燥した状態で売られているか?というとそうでもなくて、恐らく表面のカサつきがない状態で売っていることの方が多いと思います。

この記事の最後あたりに、必ず知っておきたいお手入れの際のクリームを上手に塗る方法も紹介しています^^

今は色んな種類の仕上げを総称してヌメ革といってしまっているので、素人目にはどれがヌメ革なの?とわからないこともあるかと思いますので、ここで少しヌメ革の特徴を説明します。

本来、ヌメ革は染色されていない、オイルも入れていない、表面に何も加工されていない生成り(白っぽいベージュ)の革のことを指します。

ヌメ革とうたっている革製品でも、使われている革を見ると革自体を作る工程の仕上げの段階で染色したり、オイルを入れていたり、表面加工されている革をみかけます。

このようなヌメ革に関しては、基本的には購入後や使用前に手入れをする必要はありません。

なので、お持ちのヌメ革のお財布や小物などの革をよく見てみてください。

光沢があったり、しっとりとオイルが入っていそうだったり、染色されて色がついているものは日光浴もしなくていいですし、あまり手入れする必要がないヌメ革だと考えていいと思います。(乾燥する前のお手入れは必要です。)

なかなか見分けるのは難しいかもしれませんが、本来の素仕上げのヌメ革で代表的なのはやはりBREEでしょうか。

見たことのある方や、まさにここのヌメ革を育てたいんだよ!という方もおられるかもしれませんが、この革がわかりやすい”素仕上げのヌメ革”です。

このように表面に何も加工されていない状態の素仕上げのヌメ革は、スポンジ状態で水がシミになりやすかったり、使っていくうえでいつも触る場所や摩擦が起きやすい場所のみがドンドン濃くなっていきます。

それが気になる場合、少しでも全体をまんべんなくエイジングさせていくには、先ほど書いた日光浴をさせる方がムラが少なく変化していきますし、あとあとの扱いも楽になるかもしれません。

また、早く色を濃くしたい場合は日光浴をすると、なにもしないまま使用するよりも早く色を濃くすることが出来ます。

あと、購入時に使う前に防水スプレーをしてください。と言われたり、買ったときの注意事項にそのような記述があるかもしれません。

わたし的には、この考えにはあまり賛成できません^^;

なぜなら、ヌメ革は新品のときスポンジ状態で、水分や油分をとてつもなく吸収します。

ということは、安易に防水スプレーをしてしまうことでシミになる可能性があるのです。

さらに、ヌメ革を使っていくと油分で表面に皮膜ができてくるので、ある程度の水分ははじくようになります。

なので、わたしは防水スプレーは必要ないと思います。

わたしのオススメのヌメ革の最初の手入れとしては、

布で乾拭きを気が済むまでやる

基本的にはこれだけです。

マメな方は毎日、

・馬毛のブラシでブラッシング
・柔らかい布で乾拭き
・財布などの小物の場合は、手のひらで優しくこする

のどれかを半年〜1年間、続けて綺麗にエイジングさせているという方もいます。

このことによって、摩擦が起こりヌメ革の表面に光沢がでますので、手をかけて育てたいと思うかたはやってみてください。

スポンサーリンク

革の個体差と使用状況にもよるので、経験上でしか紹介できませんが、こまめに気をつけてあげとかわいさ倍増ですし、自分なりの表情を見せてくれるのがヌメ革の面白いところです^^

ヌメ革の手入れの頻度は?

ヌメ革を最初に使うときのイメージは湧きましたでしょうか?

では、次にヌメ革を使っていく間の手入れってどのくらいの頻度についてですが、

革は、元々あまり手をかける必要がない素材です。

過度にクリームを塗るとそれはそれで逆効果。

ヌメ革に1度クリームを塗ったら、次にクリームを塗るのはだいたい半年から1年くらいの期間をあけてからがいいと思います。

もちろん、個体差があるので一概にいつです!とは言えないですが、

表面を触ったときに乾燥してきているかも?という状態であれば塗った方がいいです。

乾燥し始めると、少しずつどんどん乾燥しますし、あまり乾燥しすぎてしまうと折れ曲がるところなどは特に、割れやすくなります。

乾燥して割れた革は元にもどりませんので、乾燥しすぎないように気をつけるのが1番。

逆に、可愛がりすぎて頻繁にクリーム・オイルを塗ったり、1度にたくさん塗りすぎてもヌメ革の負担になり、革がダメになってしまいます。

クリームを塗りすぎて厚化粧をした状態で、梅雨などの湿気が多い季節に条件が整うとカビが生える可能性があります^^;

また、ある程度、表面にオイルや光沢も出てきて、急激に水分・油分がしみ込まなくなったら防水スプレーをしても良いと思います。

(でもこの時には表面に皮膜が出来ていて、少しくらいの水分ならすぐにはしみ込まないので使わなくていいのでは?という矛盾もありますが^^;)

たとえば、使い始めに1度クリームをいれたら、半年くらいはクリーム・オイルを入れず、それでも乾燥している感じがなければ様子を見ながら乾燥したら少し塗るという感じにしましょう。

ヌメ革の上手な育て方とは?

ヌメ革を育てるのはとても楽しく、愛着がわけば「かわいい我が子…」とさえ思い、ヌメ革にハマるかもしれません^^

ただ、使っていくうちに色んな状況が出てきますよね。

綺麗にエイジングさせたい時に、注意すべきポイントもおさえておきましょう!

・手を洗ったあとなど、手が濡れている状態では触らない(特に使い始め)

・過度にクリームやオイルを塗りすぎない。

・乾燥させすぎないうちにクリームを塗る

・表面に汚れがつくとそのまま定着してしまうので、出来るだけ毎日ブラッシングか布で乾拭きする

・汚れがついたらスグに落とす

次に、今までの内容も盛り込んで、ヌメ革の育て方をまとめておきますね!

まず、使用前に日光浴させたいか、させたくないか?を考えましょう。

日光浴をさせたい方は、ヌメ革の色を早く濃くしたい時に使える方法も参考にどうぞです。
ヌメ革を早く飴色に!革のエイジングを早める方法とオイルはこれ!

日光浴させない状態で使う場合、表面のカサつきがあればクリームを薄く入れる。

このとき、布にクリームを付けて少し布をもんで馴染ませてからヌメ革に塗り込むと部分的に染み込み過ぎるのを防げますよ。

クリームを塗ってから5分ほど置いて、クリームをヌメ革の内部まで浸透させます。

塗り終わってからの時間が少し経ったら、革のお手入れ用のクロスか使い古しのTシャツなどの布で乾拭きしましょう。

この時に使用するのは革の手入れ用品のクロスでもいいですし、使い古しのTシャツのような素材の柔らかい布でも大丈夫です。

ワイシャツのような素材は革のお手入れには不向きです。

また、ティッシュもオススメしません^^;

日光浴をさせない、表面のカサつきもない場合には柔らかい布で乾拭きしておきましょう。

少しでも表面の摩擦を起こすことで皮膜ができやすくなり、水分・油分のしみ込みがマシになります。

摩擦により光沢が出てきて、より愛着が増します。

ヌメ革の製品の使い始めにすることはこんな感じです。

あまり難しくないですね^^

なにもしないでガシガシつかっている人も沢山いますので、自分に合った頻度でもかまわないかと思います。

(でも、毎日触ってあげたくなるのは間違いないです^^)

これまでにヌメ革の最初の手入れと頻度を紹介してきました。

なんとなく、イメージできましたか?

上記の方法でやれば、大きく間違うことはないと思います。

これだけの知識があればあとは実践していくうちにだんだんヌメ革に慣れてくると思いますよ^^

新品ではなく使っている途中ですが、ヌメ革の手入れ方法を詳しく書いている記事も参考にどうぞ。
関連記事bree(ブリー)のヌメ革の手入れ!汚れの落とし方やクリームを紹介♪

もっとヌメ革について詳しく知りたい方はまとめページがオススメ

ヌメ革の手入れや日光浴させることなど、ヌメ革についての当サイトのブログ記事を1ページにまとめていますので「もっとヌメ革のことが知りたい!」と思う方はどうぞです♪

ヌメ革の日光浴やエイジングについてのブログ記事まとめページ

ヌメ革の手入れは最初なにをするべき?頻度や上手な育て方まとめ

ヌメ革は、革の中でも王様的な存在としてちょっと特別な感じがしますよね。

最初はとても気をつかう革の種類ですが、慣れてくるとあまり気をつかうこともなく普通に使えると思います。

1年目、2年目、3年目とかなり変化していくので、ぜひ大切に使っていって下さいね。

スポンサーリンク



コメント

タイトルとURLをコピーしました