新しいヌメ革は白くて綺麗ですが、
早く飴色にエイジングさせてこなれ感を出したい!と思う場合もありますよね。
そこで、手っ取り早く革をエイジングさせたい場ときに、どんな方法で、どのようなオイルを使えば良いのかをまとめました。
注意点も書いていますのでじっくり読んでから実践してみて下さいね!
ヌメ革を早く飴色にさせたいとき
新しく買ったヌメ革の財布や手帳など、早くこなれ感が欲しいから、エイジングを早めたいと思う方もたくさんいますよね。
ヌメ革をエイジング=経年変化させていき、飴色になるまでを楽しむことや、自分なりの経年変化を楽しむことが醍醐味なわけですが。
この、早く飴色にエイジングさせたい方法をお教えする前に、少しだけ知っておいて欲しいことがあります。
この記事にも書いている通り、ヌメ革は日光浴させることで早く色が変わり、全体的なムラが出にくくなりますし、革を皮膜を作り保護してくれます。
ですが、日光浴をさせることにより、人間と同じように紫外線にさらされて乾燥したり、日焼けすることになります。
人にもよりますが、人間も日焼けすると黒くなりますよね。
人が日焼けするメカニズムと革が日焼けするメカニズムは全く同じものではありませんが、
人間と同じように、革も日焼けすることで急激にではなくても、黒くなっていきます。(焦げ茶の方が正しいかな?)
一般的に飴色というのは、赤褐色のような色をいうのですが、日光浴をするともっと黒に近い焦茶色に経年変化する可能性があるのです。
ということは、早く飴色にさせたいという思いで、せっせと日光浴させることによって、思っているような飴色のエイジングにならない場合があるということです。
綺麗な飴色にエイジングさせるなら、やはり時間をかけることをオススメしたいです。
ただ、先ほども書いたように、革にもよりますし、使い方にもよります。
一概に答えがないのがヌメ革の楽しみでもあり難しさでもあります。
そうはいわれても早くエイジングさせたいんだ!!という場合もあると思うので、今書いたことを念頭に置きながら、
ヌメ革のエイジングを早くする方法を読み進めてもらえればと思います♪
革のエイジングを早める方法
では、ヌメ革のエイジングを早める方法とは、どうするのかを見ていきましょう。
さきほども少し書いたように、革というのは、動物の皮膚です。
人間が日焼けすると色が濃くなるように、ヌメ革も日焼けさせることにより色が濃くなります。
また、革は摩擦による熱などで色が濃くなりますし、ツヤが出てきます。
なので、ヌメ革をエイジングを促進させるには
日光浴させて、摩擦を起こす。
これが1番早い方法だと思います。
色々なヌメ革の日光浴の方法がある中でも、早く色を濃くしたい場合は、
先にオイルを塗ってから日光浴させると良いと思います。
人間でも日焼けしたい人が、日焼け用のオイルを塗りますよね?そんな感覚で、
オイルと塗ると日焼けが促進されますので、早く色が濃くなります。
ヌメ革のエイジングを早くさせたい時の日光浴の手順としては、
↓
数日〜2週間ほど日陰に置く
↓
オイルもしくはクリームをぬる
↓
乾拭きする
↓
使用する
↓
日頃、全体を手で触る・布で乾拭き・ブラッシングする
という流れがいいと思います。
(細かいやり方はさきほどのページを見て下さい)
ただ、このときに早く色を濃くしたいからといって、直射日光にあてるのはやめた方がいいです。
季節にもよりますが、直射日光に長時間あてると乾燥しすぎてしまい、ヌメ革自体がダメになるという元も子もない惨事がおとずれます。
革の急激な乾燥は、ひび割れの原因となり元に戻らないので、早く色を濃くしたい気持ちでお日様カンカン照りの下に置くのはやめましょう^^;
あと、2週間ほど日光浴させておけば十分なので、その期間以上の日光浴は必要ないかと思います。
毎日使っていきながら、お手入れするのが1番の飴色への道になるので、出来るだけ使用するようにしましょう。
また、摩擦を起こせばいいんやろ!と財布などをお尻のポケットに入れる方もいますが、
こちらもオススメできません。
お尻のポケットに入れていて、綺麗にエイジングしてる人を見たことがないです。。
(上手な方ではいらっしゃるかもしれませんが)
わたし的にはヌメ革の小物製品は出来るだけ、バッグの中に入れる方がオススメです。
ということで、今回紹介した方法でヌメ革を早くエイジングさせることが出来ますが、1番のエイジング方法はやっぱり毎日使うこと。
手のひらサイズの財布や小銭入れ・ペンケース・ブックカバーなどは毎日手のひらで円を描くように優しく摩擦を起こしてあげたり、
ブラシでブラッシングして汚れをかきだしたりすることで、綺麗な飴色にエイジングしていきますよ^^
ヌメ革を飴色にするオイルはこれ!
次に、日光浴をする前に塗るオイルを紹介します。
このオイルを塗ることで、早くヌメ革を飴色に促進させることが出来ます。
ヌメ革の日光浴の際に、よく使われているオイルがこのニーフットオイルというオイル。
もしくは、これ
このニーフットオイルというのは、日本語で牛脚油(ぎゅうきゃくゆ)といい、牛のスネから抽出された動物性油脂です。
革の保湿成分や革自体を柔らかくする成分が入っているので、ヌメ革を日光浴させるときにはこのオイルを塗っておくことで、保革しながらの日焼けができます。
ただし、革を柔らかくする成分が入っているため、塗り過ぎは禁物です。
多少は多く塗っても時間が経つと浸透して塗りムラなどはなくなりますが、塗れば塗る程革が弱くなるので、注意して下さいね!
浸透性のとても良いオイルなので、薄く塗ることを心がける感じで塗ると良いと思います。
また、ニーフットオイルは1度塗るとしばらくは塗らなくて良いです。
好みにはなりますが、半年か、1年に1度もしくは日光浴の前に塗るだけで、あとは通常のお手入れをするという方法で十分です。
関連記事ニーフットオイルの塗りすぎはダメ?日焼けしたらどうなる?そもそも、ニーフットオイルというのは、馬具工場でサドルレザー(ヌメ革よりもオイルを多くふくんだ革)の製造時に使用されているオイルです。
ということは、ニーフットオイルを塗ると、塗らないまま使用するヌメ革よりも、オイルを多く含んだヌメ革になるということです。
最初に書いたように、オイルを塗っての日焼けはどちらかというと、黒くなっていく可能性が高いです。
ニーフットオイルを塗ることで、飴色といわれる黄色みを帯びた茶色になるかどうかは「?」なところがあります、、
(人により飴色という色に対する印象も違うと思いますので)
でも、早くヌメ革の色を濃くしたい。という願いは確実に叶えてくれるオイルなので、1度チャレンジしてみるのも楽しくて勉強になるので、いいと思います。
ただし、普段のお手入れで、ニーフットオイルを使う必要はありませんので、ニーフットオイル以外のクリームやオイルを使いましょうね♪
ヌメ革の手入れや日光浴させることなど、ヌメ革についての当サイトのブログ記事を1ページにまとめていますので「もっとヌメ革のことが知りたい!」と思う方はどうぞです♪
ヌメ革を早く飴色に!革のエイジングを早める方法とオイルはこれ!まとめ
まっさらなヌメ革も綺麗ですが、少し茶色く変化したヌメ革はもっと素敵ですよね。
どんなエイジングを良いかと思うかは人それぞれですが、革によっても、使い方によっても違うので、自分なりのエイジングを楽しんでくださいね♪
参考になれば幸いです^^
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