ニートフットオイルの塗りすぎたらどうなる?日光浴もさせてみた!

「ニートフットオイルは塗りすぎないようにしましょう」

よく目にしますよね。

じゃあ、塗りすぎたらどうなるの?さらに日焼けさせたら、どうなっちゃうの?

と思ったので実際にニートフットオイルをたっぷり塗ったヌメ革を日焼けさせてみました

どうなるのか、画像で変化を楽しんでもらえればと思います♪

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ニートフットオイルを塗りすぎたらどうなる?

レザーの保湿やエイジング促進として使用されるニートフットオイル。

レザー製品のお手入れ用品の中でも、ちょっと詳しい人なら必ず知っているオイルかと思うくらい有名で、よく使われています。

ただこのニートフットオイルは、使用するときに塗りすぎ注意というのをよく見かけます。

わたしも実際、このブログでニーフットオイルはたくさん塗らずに、少量を薄く塗りましょう。と書いてきました。

革の性質から考えると、必要以上の保革剤を塗るのは革にとって負担になりますし、本来の革が持っている油分があるので、たくさん塗る必要はないのです

先日、とあるサイトで、ニートフットオイルはたくさん塗りましょう!と書いてあるのを見つけました。

おやおや。ニートフットオイルをかなりの量塗っている人もいるのだな〜と

ちょっと気になったので、実際に実験してみることにしました。

今回使用するのは、このブログでヌメ革の日光浴の比較実験でも使っているヌメ革のハギレ。

これにニートフットオイルを大量に塗っていこうと思います。

さらに、日光浴もさせてどういう感じになるのかを検証していきたいと思います♪

ニーフットオイル塗りすぎってどれくらい?

まず、ヌメ革にニーフットオイルをたくさん塗っていこうと思います。

塗りすぎってどのくらい?と思う方もいるかもしれませんが、

基本的にベタベタとオイルを塗るのは塗りすぎの域に入ります。

薄く、スーッと塗るくらいでオイルは十分革の中にもしみ込みます。

ニートフットオイルの塗りすぎはこのくらいかな↓

分かりやすく比較するために左側は、薄く1度だけニートフットオイルを塗っておきました。

右側は明らかに塗りすぎですね。

オイルが表面にべったりとのってます。

でも、今回はこの程度じゃモノ足りません。

もっと塗っておきましょう。

まあ、とりあえずはこのくらいかな〜。

ドンドン吸収して、革の断面で見たらオイルがどこまで入っているのか分かるくらいです。

ちなみに、側面は全くニートフットオイルを塗っていません。

銀面(革のツルツルした表面)のみにニートフットオイルを塗って、中まで浸透していまるため、側面の色が濃くなっているのです。

ヌメ革の右半分、ニートフットオイルを塗りすぎた部分は左の1回しか塗っていないところよりもかなり柔らかくなりました。

簡単に表現すると、腰がなくなってふにゃふにゃと曲がる感じです。

時間が経って、オイルが多少馴染むともう少し固さは戻るかな、と予想しています。

でも、塗ってすぐはかなりヤワヤワな感じでした。

それではこの状態で日光浴させて、日焼けするとどうなるのかを見ていきたいと思います!

ヌメ革の日光浴でニートフットオイル塗りすぎはこうなる!

ニートフットオイルを塗りすぎたヌメ革を日光浴させてみました。

通常、クリームやオイルを革に塗ると、塗ってすぐの感じと時間がちょっと経ってからの感じは変わってきます。

今回はニーフットオイルの塗りすぎということで、今までオイルなどを塗りすぎたことのないわたしはちょっとドキドキです。

ということで、ヌメ革を日焼けさせて6日が経った状態がこんな感じ。

ヌメ革の表面の色が変わっているのは、先ほど書いたように時間が経ってからは必ず変わるので、

オイルが染み込んで、表面に乗っていたオイルがさらに内部へ染み込んだ結果、表面の色が薄くなったということでしょう。

ただ、革の柔らかさは塗ってすぐの感じと変わりませんでした。

見た感じ、せっかくのヌメ革がもったいないな〜という印象。

わたしだったら財布とか、小銭入れとか、ヌメ革の製品にはぜっっっっったいに塗りすぎたりしません!w

といっても、今回はわざとかなーり多めに塗ったので、余計に革のやわやわ・内部のモサモサ感が出てるのかもしれませんが…

この画像の革は、表面を磨いたりはしていないので、これで磨きを入れるともっと濃くなると思いますが、

このままもうちょっと日焼けさせて様子を見てみようと思います。

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ニーフットオイル塗りすぎを日焼けさせて半月経過!

ということで、日焼けさせ続けて半月ほど経ち、見た目の感じはこんな感じに変化しました。

画像上が前回の撮影分で、下が半月後です。

左側には1回しかニートフットオイルを塗ってないのに、右の塗りすぎた部分と変わらないくらいの見た目になりました。

でも、質感は全然違っていて、右のニートフットオイルを塗りすぎた部分はしっとり柔らかい感じ。

左の部分はそれなりのコシが残っています。

ニーフットオイル塗りすぎを日焼けさせて6ヶ月経過!

ニーフットオイルを塗りすぎたヌメ革を、室内の窓際で半年間日光浴させてみました。

変化の具合はこんな感じに。。

なんとなんと、完全に色が全部同じに…!w

あんなに差をつけて塗ったのに、全面同じ色になっています。

しばらく考えてみて自分なりに思ったのは、ニートフットオイルは浸透性の良いオイルなので、たくさん塗った分が内部で全面に行き渡ったのでは?ということ。

自分で言うのもなんですがこの仮説は多分、あたってると思います。w

ちなみに、半年間同じように日光浴させたヌメ革の変化を比較している関連記事がありますのでどうぞです。
関連記事ヌメ革の日光浴を日陰で半年やってみた!エイジングの経過具合は?

そしてそして、ヌメ革のかたさ的には、やはりかなり柔らかくコシがない感じです。

これだけの厚みがあってこの柔らかさなので、もっと厚みの薄い革だったらかなりヤワヤワになっていると思います。

あと、手で持っているとかなりしっとり。

良い意味ではなくて、オイル漬けって感じのしっとり感。

断面も、やはり全部同じ色になっていますね。

中まで大量のオイルがなかったところにまでニートフットオイルが全面に浸透して、

内側から表面にしみ出たオイルにより、表面が均等に同じ色になったということで間違いなさそうです。

以前のブログ記事でも書いたのですが、ニートフットオイルを塗るということは、純粋なヌメ革ではなくなってしまいます。

ニートフットオイルを塗りすぎるということは、オイルレザーに近づけるということになります。

革自体を作る過程で、オイルを染み込ませてオイルドレザーにする工程があります。

それは「オイルドレザー」という革の商品として、販売されているわけですが、

わたしが疑問に思うのは、わざわざ素仕上げのナチュラルなヌメ革を購入して、オイルドレザーにする必要があるのか?

ということです。

それなら最初からオイルの入った革を買ったらどうですか?と思っちゃいます^^;

何度も言ってしつこいですが、ヌメ革にニートフットオイルを塗りすぎるって本当にもったいないと思うんです。

時間が経てば必ずヌメ革って色が濃くなっていくし、ニートフットオイルを塗ることで早くエイジングしたとしても、

じゃあ量を多く塗れば早くエイジングするのか?といえば、それはまた別の問題もおきますし。

とはいえ、革のエイジングは個人の好みが分かれるところです。

何の為に、ドボドボにオイルを塗る必要があるのか?を考えれば、自分の持っているヌメ革をどうしたいかがわかると思います。

塗ってしまいうと元には戻らないので、ニートフットオイルを使用するときは覚悟を決めてからにしましょうw

もっとヌメ革についてもっと詳しく!まとめページも読まれています

ヌメ革の手入れや日光浴させることなど、ヌメ革についての当サイトのブログ記事を1ページにまとめていますので「もっとヌメ革のことが知りたい!」と思う方はどうぞです♪

ヌメ革の日光浴やエイジングについてのブログ記事まとめページ

ニートフットオイルの塗りすぎたらどうなる?日光浴もさせてみた!まとめ

ニートフットオイル、どのくらい塗りすぎるとどうなるのか?って気になるけど、もったいないので実際に試してみることはできませんよね。

そこで今回の実験でわかったことを皆さんにも知ってもらえたらと思い実験してみました。

どうだったでしょうか〜?

一番良いのは、使っていきながら自分で直接ヌメ革の変化を見ていくコトだと思いますが、なかなかこんなに大胆に塗るのはできないですよね^^;

ニートフットオイルを塗りすぎるとどうなるの?と思っている方の参考になれば幸いです。

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