大切に育てていきたいヌメ革。
使い始めのナチュラルな色から、どのように経年変化していくのか気になりますよね。
出来るだけ失敗せずに育てていきたいですよね。
そこで、ヌメ革を実際に日光浴させたり、磨いたりしながらヌメ革の経年変化を記録していこうと思ったのが、この企画の始まりです。
※この記事は、前回までのヌメ革の日光浴の経過の続きとなります。
ヌメ革ナチュラルの経年変化はこんな感じ
当ブログではヌメ革をナチュラルの色の状態から、どのように変わっていくのかを検証しています。
この記事を書いている現時点でヌメ革の日光浴を初めてから5週間経ちました。
前回までの結果をまだ見ていない方はこちらを先にご覧下さい。
⇨ヌメ革の日光浴を室内で!エイジングの経過を1ヶ月比較実験【画像あり】
簡単に説明すると、
ヌメ革のハギレ4枚をそれぞれ違う状態で、どのように経年変化していくかを見比べる実験をしています。
今回ヌメ革の4つの条件は
②日光浴のみ
③日光浴なし、毎日布で磨く
④なにもしない
こんな感じにしています。
それぞれの条件下で、どのヌメ革がどのように変化していくのか楽しみながら見ていけたらと思っています♪
ただ、実際に日常で使用するヌメ革のお財布やバッグとは、違うので(このヌメ革サンプルを日常で使うことはないので)
変化の違いに差は出てきますが、十分参考にして頂けると思います^^
ヌメ革のエイジングの経過(1ヶ月1週間後)
それでは、1ヶ月と1週間経ったヌメ革日光浴での変化の具合を見ていきましょう。
①と②は日光浴させていますので、太陽光を存分にあびています。
③と④は部屋においているだけなので、蛍光灯のあかりのみが当たっている状態です。
写真の明るさの具合もありますが、④以外は徐々に色の濃さに深みが出ているように見えます。
特に、日光浴させている①と②は着実に色が濃く変化しています。
日光浴を始めてから1ヶ月以上経過したということで、
一番最初のなにもしていない時のヌメ革の画像と見比べてみましょう。
ワオワオ。
す、すごい差ですね。。
①に塗ったニーフットオイル効果恐るべし。
何もしていない④の変わらない具合も逆に凄いです。w
ただ、前回のブログにも書いていましたが、日光浴をさせている①と②は日光に当て続けているせいで乾燥してる感じが強くなってきました。
実際に使用するヌメ革の財布やバッグなどの参考にしてもらいたいので、日常で使うヌメ革の製品の扱いとあまり差をつけたくないのが本音。
でも、1ヶ月以上日光にさらし続けると(もちろん日陰)やはり乾燥してくるのは仕方ないですね。
実際に使うヌメ革はこんなに長い期間、日光浴させないですし。
逆に、これが普段使っているヌメ革グッズなら、1ヶ月でここまで乾燥することはないと思います。
手の脂が多少でも染み込みますし、小物ならバッグに入れたりしますよね。
鞄などの大きいものでも、外で使うときは日光に当たってたとしても、部屋では日光にずっと当たりっぱなしということは、なかなかナイ状態だと思います。
というか、あれば気をつけて室内の日光の当たらないところへ移動させた方がいいかもです。
早く色を濃くしたいならアリかも。
さらに、この実験をしている今は夏という季節もあって、乾燥しやすいんだと思います。
革の乾燥は、進行し始めると時間をかけてどんどん乾燥が進んでしまいます。
なので早めの対処がとっても大切。
ということで5週間目にして、①のニーフットオイルを塗って日光浴させているヌメ革にもう一度ニーフットオイルを薄目に塗りました。
②のヌメ革に関してはもうちょっと時間をおいて、乾燥がひどくなる前にクリームを塗ってみようと思います。
これで①のニーフットオイルを塗っているヌメ革の色がさらに濃くなっていくと予想されます。
ヌメ革のエイジングの経過(1ヶ月2週間後)
早くもヌメ革のエイジングを観察し始めて1ヶ月と2週間が経ちました。
トータル6週目。
どのように変化したのか見てみましょう。
う〜ん。
思ったより、全体的にあまり変わってない感じがしますね。
というより、画像の明るさのおかげで先週より色が薄く見えてるほど…w
実際には先週と同じくらいの色味のままです。
先週、ニーフットオイルを塗ったのでもっと濃くなるかと思ってましたが、そうでもなかったようです。
ニーフットオイルを塗っておいたおかげで、乾燥の感じはなくなりました。
少し表面がしっとりしてツヤ感も出たのでちょっと嬉しいですw
革が乾燥してるかどうかを簡単に見分ける方法を知りたい方はこちらも参考になると思います。
関連記事革の乾燥の見分け方!カサカサになる前に準備したい手入れ用品はコレ!
ヌメ革のエイジングの経過(1ヶ月3週間後)
ヌメ革を日光浴させ始めて、ちょっとしたおもしろい発見がありました!
まずは7週間経過して、どんな見た目に変化したのかを見てみましょう。
今回も天気やカメラの具合によって先週よりも明るく写ってしまっていますが、劇的な変化は特になかったです。
ただ、布で毎日磨いている③についてしまったシミは、確実に先週よりもハッキリ見えるようになっています。
磨いているだけの③も、何もしていない④も画像よりもう少し実際の方が濃い茶色(オレンジに近い感じ?)になっています。
先ほどの、面白いちょっとした発見とういうのはですね。
日光浴させ続けている①と②、室内に置いている③と④
この両者で、革の柔らかさにかなりの差が出てきました。
ずっと窓際に置いて日焼けしている①②は、最初よりもかなり柔らかくなりました。
①に関しては、クラフト社のニートフットオイルを塗っているので、そのお陰もあってか1番柔らかいです。
同じく日光浴させている②にはクリーム類は何もぬっていないのに、特に乾燥が激しいわけでもなく、しなやかな柔らかさが出てきました。
室内においていて、基本的に蛍光灯の灯りのみにあたっている状態の③と④に関しては、
毎日磨いている③は少し曲がりやすくなってきたかな?程度です
なにもしていない④は最初ほどのピンっとしたハリは少しなくなりましたが、4枚のヌメ革の中で一番かたく、ほとんど曲がりません。
(厚みがかなりあるヌメ革のサンプルで実験しているので、3mm~4mmくらいは厚みがあるので、元々がかなりかたいのです。)
これはあまり想像していなかったです。
どちらかといえば、③の毎日磨く方が触っている頻度が高いので、もちろん1番柔らかくなるだろう。くらいにしか思ってなかったです。
ところがどっこい、ブログ投稿のための画像撮影で週に1回しか触らない①と②のほうが断然柔らかいとは、ビックリしました^^
ヌメ革のエイジングの経過(1ヶ月4週間後)
早いもので、7月22日からヌメ革の日光浴をさせ始めて8週間が経ちました。
今回の撮影で気付いたのは、表面の光沢が全然違う…ということです。
とりあえず、この1週間で全体がどんな感じに変化したのかを見て下さい。
色の変化でいうと、あんまり変わってない感ですね^^;
でもね、わたし気付いたんです。
毎日磨いている③は、①と②とは比べ物にならないくらい表面にツヤが出ていたんです。
磨いているのが③しかないので、もともとツヤ自体は出てたんですが、
日光浴のみさせて、クリームを塗っていない②と比べると…
(光が当たるように角度を変えていますので色が薄く見えています)
右側の③は白く光を反射するほど、表面に艶がでているにもかかわらず、
左側の②は、日光浴のみをさせ続けて、徐々に乾燥しているので表面に艶がないどころか、ちょっと可哀想な雰囲気をかもし出しているように見えます^^;
といっても、磨くしかしていない③も、クリームは一切塗っていないんですよ。
布で磨くだけでも、摩擦や指からの熱でこんなに違いが出てくるんですね!
ちなみに、ニーフットオイルを塗っている①は②よりもまだ艶が出ていましたが、やはり摩擦がないと、なかなか表面の光沢はでないもんです。
今のところの表面のツヤ感だけでいえば、
③(布磨き毎日)
↓
④(なにもしない)
↓
①(ニーフットオイル+日光浴)
↓
②(なにもぬらず日光浴)
の順にツヤがなくなっています。
そろそろ②にもクリームを塗ってあげたいくらい乾燥してきました。
ヌメ革のエイジング経過をブログで報告し始めて、2ヶ月が経過しました。
↓↓↓その後のエイジング経過はこちらに続いています↓↓↓
関連記事ヌメ革のエイジングをブログで公開中!日焼け3ヶ月目はこんな感じに!
ヌメ革の手入れや日光浴させることなど、ヌメ革についての当サイトのブログ記事を1ページにまとめていますので「もっとヌメ革のことが知りたい!」と思う方はどうぞです♪
ヌメ革ナチュラルの経年変化を画像で大公開!1ヶ月以上日光浴したら…まとめ
とうとう、2ヶ月目が終わりました。
日光浴させる前のヌメ革の白さと、日光浴させたヌメ革の色の違いがはっきりとわかりましたね。
通常では、1ヶ月以上もヌメ革を日光浴させる必要はありませんが、少しずつケアしながらの経年変化、どんなふうになっていくのかが楽しみです。
皆さんも楽しみにしててくださいね♪
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