福岡県と大分県にまたがる英彦山。
冬になると上の方が白く色づき、遠くから見ても分かるくらい綺麗で大きな山です。
今回、冬の英彦山の登山をしてきたので、そのときの服装や持ち物、あると便利だと思ったものを詳しく紹介します♪
薄らと雪が積もる程度の、英彦山の登山の服装を徹底解説!
英彦山の登山で冬にいってきました!
英彦山の登山は何度かしたことがあるのですが、今回初めて英彦山の登山で冬にチャレンジしてきました!
英彦山への登山は、頂上である上宮へいくまでに登山ルートがいくつかありますが、
今回は高杉神社からの登山ルートである「豊前坊ルート」をいってきました。
2019年1月3日に登ったのですが、暖冬といわれるくらい、冬にしては気温が下がりきらない感じでした。
ただ、英彦山は冬には毎年雪が積ります。
今回行ったときも、国道500号線を添田方面から車でのぼっていくと、高杉神社に近づくにつれて路肩に雪が薄らとありました。
天気も良く、気温もそれなりに高い(最高気温12度)日だったのですが、もしかして上の方は雪が積もっているのでは??とちょっと不安に^^;
とりあえず登ってみて、危なそうだったら途中で下山しよう。ということにして、とりあえず高住神社でお参りして、高住神社の本殿右手の登山口より登り始めました。
英彦山の登山の1月はこんな感じ!
まさか雪が積もっているとは思ってなかったので、最初はビックリしましたが歩いて行くと以外と歩ける。
画像でみると結構積っているように見えますが、薄く積っている程度だったので。
これ以上積っていたら、そんなに登山慣れしているわけじゃないので、ちょっと厳しかったです。
ちなみに今回の高住神社からの豊前坊ルートは、かなり足場が悪いです。
とりあえず、小さな岩が階段のように重なっているところを探し当てて歩く感じでした。
とはいえ、何人も登った足跡があり、雪が深いわけではないので、初心者でもかろうじて登れる程度の感じです。
不安な人は雪があると判明した時点でやめる方が無難だと思います。
英彦山の登山の服装は?
ここでは、雪が積っていない〜うっすらと雪が積もった程度の冬の英彦山での服装を紹介していきます。
もっと雪が積もり、50cmなどの足がズボッと入るくらいの積雪の日などの想定はしていないので、ご了承くださいね^^;
そのような日に登山される場合は、以下の服装をもっとしっかり、完全防備で臨んで下さい。
冬の英彦山は、頂上に向かって登っていくにつれて空気がかなり冷たくなります。
その土地の地形や地域による温度差の影響で変わってきますが、通常登山では100m登ると0.6度前後下がると言われています(だいたいの目安)。
とはいえ、歩いていると汗をかくぐらい暑くなるのですがちょっと止まって休憩しているとすぐに体が冷える…。
そこで重要なのが、登山時の服装。
今回わたしが英彦山の登山に着ていった服装もとに、実際の感想を交えながら紹介していこうと思います。
登山をする時の服装の注意点は、知ってる方も多いと思いますが、着脱がすぐにできる服装を心がけること。
歩いているときに汗をかきすぎると、あとで冷えて体調を崩しかねないので、汗がでてきたら服や装備品ですぐに調節するようしましょう。
基本的な登山の服装は着脱できる重ね着が基本。
↓
ミドルレイヤー(肌着の上に着る)
↓
アウターレイヤー(上着)
全てが登山メーカーの服じゃなければいけないかというと、そうではなくて、手持ちの服で良さそうなのがあれば、組み合わせを考えればOKだと思います。
それでは冬の英彦山の登山でオススメの服装を詳しく見ていきましょう。
靴や靴下についてはのちほど紹介していきますね!
ベースレイヤー(肌着)
冬の登山では汗をかいたあと、すぐに乾いてほしいので、素材選びに注意です。
長袖でも半袖でも良いのですが、防寒と吸湿&速乾を兼ね備えたベースレイヤーがオススメ。
通気性がよく、速乾性のあるポリエステル素材のものなどの化繊素材を選びましょう。
綿素材のものは汗を吸収したあと、乾きにくいので、もし綿素材を着ていくなら着替え用に1枚リュックに入れておくことをオススメします。
また、最近ではメリノウールという羊毛から作られた天然素材の肌着の人気が高いです。
着心地のよさと温度調整がしやすいだけでなく、防臭効果もメリットとして挙げられます。
汗をかいたあとにくる「汗冷え」を防ぐ為に効果的で、汗を素早く吸収して発散してくれるすぐれた素材。
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もし冬の登山に不慣れな方は、メリノウールでなくても、遠赤外線効果のあるインナーや、ヒートテックを選ぶと良いでしょう。
ミドルレイヤー(肌着の上に着る)
ミドルレイヤーでは、ちょっと厚めのフリースやパーカーを着ましょう。
有名なのがパタゴニアやモンベルやマムートなど、アウトドアブランドのフリースや保温性の高い素材で作られたものが人気です。
登山をしない人でも、巷で見たことがあるかもしれないかもしれないですね。
ファッションが好きな人は、オシャレ着(普段着)として着ていることも多いですよ^^
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ただ、これも専門的な登山ブランドにこだわりすぎる必要はなく、自分で持っているわりと暖かいパーカーにすると良いと思います。
注意点として、ミドルレイヤーとして着る服は、前開きのファスナーや前開きのシャツを選びましょう。
登山途中に暑くなってきたら、ミドルレイヤーを着脱して体温調節できるようにしておくのがポイント。
ミドルレイヤーには保温と断熱という役割がありますので、素材は風を通しにくいものに。
選び方としては体が快適に動けるサイズで、暖かさを重視したものが良いと思います。
もしミドルレイヤーが薄手で保温性が心配なら、2枚重ねにするのがオススメです。
2枚着ておけば、1枚脱ぐだけでもかなりの体温調節が可能になりますよ。
アウターレイヤー(上着)
そして、一番重要とも言えるアウターレイヤー。
出来るだけ重くなく、暖かいものを選びましょう。
また、突然の雨や雪に備えて、防水効果のあるものが理想的。
一般的に登山服のアウターレイヤーでは、ゴアテックスやハードシェルといわれるものが有名です。
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もし登山用に持っている、もしくは一着持っておきたいという方は、しっかりとした素材のアウターを選びましょう。
ダウンジャケットや、厚めのウインドブレーカーなどでも対応可能かと思います。
今回わたしは、体のサイズに合ったダウンジャケットを着ていきました。
普段着にしていたような、なんの変哲もないダウンジャケットですが、暖かさでいえば十分でした。
ただ、わたしが今回登った豊前坊からのルートは、奉幣殿からのルートに比べてハードな道のり。
手を使って岩を登ったり、雪が凍ったところで足が滑ってこけたりすることもありました。
登山メーカーの専門的なアウターじゃなくても良いと思いますが、登山用に破れたり汚れたりしても良いアウターを選ぶことも大切です。
英彦山の登山での装備は?
次に、英彦山に冬に登る場合の靴や靴下などの装備について紹介していきます。
今回わたしが登山した1月3日は、先にも書いたように雪がうっすらと積っていました。
通常のスニーカーでも登れないことはなかったですが、歩いているうちに雪が濡れて染みてきます。
登るコースによっても多少は変わってきますが、
出来ればトレッキングシューズで、保温&防水機能があるものがオススメです。
奉幣殿からのコースは、通常のスニーカーでも歩けると思いますが、豊前坊コース・鬼杉コースは登山靴で登ることをオススメします。
他の装備品については以下の通りです。
・靴下は厚手のものを
手と足の先から冷えてくるので、出来るだけ暖かくするように心がけでくださいね。
・手袋・マフラー(ネックウォーマー)で手と首を温めましょう
手袋やマフラーなどの簡単に着脱できる装備品は持って行って損はないです。
使わなかったらリュックに入れたらいいだけですし^^
・帽子もかぶることをオススメします
冬だけに限らず、登山での帽子の着用は落下物から頭を守ったり、キャップのようにツバがあるタイプの帽子ならまぶしさを軽減させるなど、さまざまなメリットがあります。
英彦山の登山の持ち物は?
今回、冬の英彦山の登山をしてみて、
これは必須!と思ったものと、あれば便利!と思ったものがあるので、紹介していきます。
ただ、ここでももっと雪が降った場合にはあると便利なものから、必須へと変わるグッズもありますので、注意して下さい。
必須な持ち物
・魔法瓶に入ったお茶(暖かい飲料)
ペットボトルの飲み物はすぐに冷えてしまうので、ちょっと重いけど魔法瓶に入った飲み物を持って行きましょう。
わたしは今回、主人と2人分で大きめの魔法瓶1本と小さい魔法瓶2本を持って行きました。
・軽食(おにぎり、サンドイッチ、チョコ等)
いつもちょこちょこと休憩をしながら登るので、休憩のときにパクッと食べられるものを持参しましょう。
特に今回持って行ってよかったと思ったのが、チョコレートです。
夏や秋とは体力の奪われ方が違うので、できるだけカロリーをとるようにしました。
あと、ウィダーインゼリーのような、ゼリーもオススメです。
・雨具
とりあえずカッパは必須です。
・医薬品
痛み止めや腹痛薬など、必要だと感じる方は持って行きましょう。
・タオル
・ウエットティッシュ
あると便利な持ち物
・ストック
万が一雪が積もっていたら、ストックがある方が歩きやすいです。
特に降りる時は、ストックを使う方が安全かと思います。
雪が沢山積もっているときに英彦山に登るならストックは持って行きましょう。
・軽アイゼン
やはり雪が積もると足元が危ないので、軽アイゼンの準備もしておいた方がよいでしょう。
今回のうっすら程度ではなく、もっと積るときにはアイゼンの準備は必須となります。
・軍手
英彦山には鎖場と呼ばれる場所がいくつかあります。
鎖場の鎖は冬はキンキンに冷えています^^;
しかも、鎖を持った手が汚れる…なので、軍手に付け替えて登るか、素手で登ってウエットティッシュで手を
拭くかです。
・折り畳み座布団
これはあると便利です。
もし今回の英彦山のように雪が薄らと積っていたら、地べたや岩に座ろうと思ってもぬれるので躊躇してしまいます。
そんなときに折り畳み座布団があるとかなり役立ちます。
今は100均でも売ってますし、是非持って行ってみて下さい。
下山後はしゃくなげ荘の日帰り温泉やレストランもおすすめです♪
しゃくなげ荘 英彦山の口コミ!日帰り温泉に行ってきました♪
英彦山の登山で冬の服装は?持ち物で必須&便利なものを紹介!まとめ
今回は英彦山の冬の服装を詳しく紹介してみました。
山の天気は変わりやすいので実際に行ってみないと、その日の状況はわかりませんが、
わたしが行ってみた体験談として参考にしてもらえたらと思います。
出来るだけ完全防備で、安全に冬の英彦山の登山を楽しんで下さいね♪
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