ついつい便利で使いたくなる、水煮野菜。
でも、完成後食べてみてガッカリ…何コレ…
筑前煮というより、すっぱいし、なんか変な味するし、食べられないくらいまずい…という思いをしたこと、ありませんか?
そこで今回は水煮野菜の酸っぱい臭いの原因と、美味しく食べられる下処理方法などをまとめてみました。
筑前煮を水煮で作るとすっぱい!
筑前煮を作ろうと思うと、色んな食材を買いそろえる必要があり、ちょっとめんどくさいな…
と思ったときに便利な水煮。
いろんな野菜の皮をむいたり、切ったりするのも大変だし、残った材料を使い切れるか不安。みたいなこと、ありますよね^^;
筑前煮のような料理は水煮野菜を使う方が、簡単で安上がりですよね。
実際、どのスーパーでも水煮野菜は必ずと言っていいほど見かけますし、使ってみたことのある人も多いのではないでしょうか?
わたしも水煮野菜を使って、筑前煮を作ることが時々あります。
でも、水煮を使うと「すっぱさ」が気になって気になって。。
あまりにひどい時は、まずくて食べられなかったこともありました^^;
でも何度も水煮野菜を使っていくうちに、ちょっとしたコツ?をつかんだのか、前よりは美味しく食べられるようになりました。
あと、筑前煮以外にも豚汁やタケノコの水煮や真空パックも同じような感じがしますよね^^;
便利だし、使いたいけど美味しくできなかったら結局食べれないですし、、
ってゆうかこの、すっぱい原因ってなんなのでしょうか?気になりますよね。
水煮野菜の臭いの原因は?
商品での違いは少しづつあると思いますが、水煮野菜を使用すると「必ず臭う」と言っていいほど代表的なすっぱい臭い。
あの酸っぱさの原因ってなんでしょうか?
筑前煮に限らず、れんこんやごぼうなども含めた水煮野菜のメリットとして長期保存が出来ることがあげられます。
普通の野菜はカットした状態では、消費期限が短くなってしまいます。
水煮野菜は長期保存が出来るように、防腐剤の役目をしてくれる保存料が入った水に、浸した状態で売っています。
代表的な酸化防止剤として、
・pH調整材としてクエン酸
・酸化防止剤としてビタミンC
・乳酸Ca
という食品添加物が入っています。
これらの添加物は原材料に記載されていると思いますが、どれも酸っぱい味がするんですよね。
特に、クエン酸やビタミンCは知っている人も多いと思いますが、酸味料として料理に(直接ではなくても)使用することも実はあるんです。
ジャムを作る時など、保存できるようにするときにレモン汁を入れるのは、この効果を狙ってなんですね。
なので、こういった化学物質たちが入っているからこそ長期保存・変色防止が可能になっているのです。
なので、この保存液に含まれる酸味が、中の野菜に移ってしまい調理しても酸っぱくなってしまう原因なのです。
これを知ってしまうと「簡単で便利」をとるか「味や食感」をとるか。とも言えますね^^;
ちなみに、これはわたしの考えなので、正しいかはわかりませんが、この水煮野菜は「中国産」が多く出回っているような気がします。
日本産の水煮を見つけたときは間違いなく日本産を選ぶのですが、中国産しかない時は中国産で筑前煮を作ります。
どちらも使ってみた感想では、日本産の水煮の方が酸味がマシな気がします。
というか、このあいだ日本産の水煮を買ってみたら、なんとまあ!袋を開けた瞬間からごぼうやレンコンのとっても良い香りがしていたんです!
これにはかなり驚きました〜!水煮もここまでレベルが上がったのね!という感動すら覚えるくらい。
もちろん、その水煮で作った筑前煮は、すっぱさのかけらもなくとっても美味しく出来ました。
中国産は…中には食べられないくらい、すっぱかったり、変な臭いがする水煮にあたったこともあります^^;
もう中国産の水煮を買う気にはなれない。。と本気で思いました(*•ω•*)
水煮の酸味を消す方法はある?
水煮の酸味の原因は、上記の通りですが、
完成後の食卓に並んだ筑前煮が酸っぱくて食べられないようでは、作った意味がありませんよね。
そこで少しでもイヤな酸味を消す下処理などの方法を紹介します。
①水煮が入っている水は捨てる。
保存液が入っている水で煮たりすると、酸っぱさはとれないので、必ず中の水は捨てましょう。
②次に、熱湯で2~3分ほどゆでて、ザルにあげる。
これは「ゆでこぼし」といい、お湯にとおすことで野菜の臭いや余分なものを取り除くことが出来る下処理方法です。
※ただし、よほど酸味がキツいときは15分くらい熱湯でゆでましょう。
③ザルにあげた野菜を水で洗う。
商品によっては、袋の裏に書いてあることもありますが、とりあえず新しい水で洗うことは必須です。
あまり酸味がキツくない水煮は、煮る前に水にさらしておくだけでも酸味が抜けるものもありますが、食べるまでわからないので…
それに軽く洗うだけでは、野菜の中にしみ込んだ酸味はなかなかとれません。
そこで、野菜自体の臭いやクセ、アクなどを取り除く意味合いで下ごしらえをしておくのがオススメです。
この下処理をしたら、味付けをする前に一つ食べてみて下さい。
そのときの酸味の強さによって、調理後の酸味がどんな具合になるかが少しはわかると思います。
下処理として上記のように熱湯でゆがいてから改めて味付けをして煮ることで、元の味を抜けさせて調味料を入れ込むイメージです^^
また、完全に酸っぱい臭いがとるのは難しいかもしれません。
なので、水煮を使って筑前煮を作るときは、砂糖やしょうゆなどの調味料をいつもより多めに入れて味付けしてみてください。
そうすることで、酸味を紛らわせることが出来ると思います。
もし作った日に食べる場合で、時間があれば一旦冷まして味を見てください。
冷ましてからの味見の時に酸っぱい味が強ければ、砂糖やしょうゆを足してみましょう。
料理の基本ですが、煮物は冷めるときに味が染み込みます。
さらに煮物は作った日よりも1~2日後の方が味が染みますので、水煮の場合は特に日を置いてから食べるのもオススメです。
以前、わたしが水煮で筑前煮を作った時は、作った日の晩ご飯では、「う〜ん、酸っぱい味がちょっと強いかな」という感じでした。
次の日、筑前煮を冷蔵庫に入れたまま忘れて違うご飯を食べてしまったのでw
作ってから2日後に温め直して食べてみたら、
なんとまあ!全然酸っぱくなくて、むしろ「こなれた煮物感」すらでて大変美味しく食べれましたよ^^
自分でもちょっとビックリの発見でしたw
筑前煮で水煮を使うとすっぱい!臭いの原因と酸味を消す方法とは?まとめ
せっかく作った筑前煮、いただきま〜す!と食べてから「え、マズっ」となると、本当に悲しいですよね^^;
手軽に使える水煮、上手く使いこなせるようになって、美味しく筑前煮を作りましょう♪
業務スーパーの水煮なども便利に使いこなせたら安上がりになりますよ。
参考になれば幸いです♪
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