京都らしい秋の風物詩、時代祭。
ここでは、京都の時代祭の見どころやオススメの撮影スポットをご紹介。
また、時代祭の楽しみ方も紹介していますので参考にしてくださいね♪
京都の時代祭の見どころは?
京都の時代祭は、京都の三大祭りといわれる祇園祭や葵祭と比べると歴史は浅いお祭りです。
それでも明治時代から120年以上も昔から京都市民が時代の衣装を着て行列をなす”時代行列”は京都らしさを感じられるお祭りの一つです。
時代祭を楽しむには、京都の歴史を知っておくのがオススメです。
この記事の最後の方で歴史について触れていますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
見どころを楽しむ為にも時代祭の見物前の予備知識として知っておくとより一層楽しめますよ♪
時代祭と聞いて思い浮かべるのは行列の皆が歴史上の人物に扮したり、各時代の衣装を着て京都御所から平安神宮までを練り歩く時代行列ですよね。
その時代行列の最大の見どころはやはり豪華絢爛な衣装。
今の金額でおよそ10億円もするといわれる、時代祭の衣装や小物。
京都の伝統的な着物の着付けができる人がいるのも京都の歴史を受け継いでいる証ですよね。
時代祭の衣装は昔の実物のものではなく、完璧に近いくらいに作られたものです。
その素晴らしい衣装をじっくりと見るためにも、できるだけ行列に近くよく見える場所で観覧することがオススメのポイントです^^
有料観覧席にはパンフレットもついていますし、烏丸御池などの主要な場所では販売もされていますので、パンフレットを見ながら時代祭を鑑賞すると理解が深まってより楽しめますよ。
関連記事時代祭の見物場所は有料観覧席がおすすめ?見やすい場所3選♪約2,000人ともいわれる時代行列に参加する人たちは、一部は指定大学などで公募がありますがほとんどが京都市民。
なかでも、主要人物などは京都で名のある家の人たちによって、時代祭の行事が代々受け継がれているんです。
また、女性の歴史人物の紫式部や清少納言などの女性たちの行列も見どころの一つで、こういった女性に扮する中には芸妓さんや舞妓さんたちもいます。
西陣織や友禅染などの着物に身を包んだ女性たちはとっても綺麗で見逃せません^^
大原女や白川女などの庶民の女性の姿も、当時の様子がうまく表現されていますよ。
男性陣も、鎧や甲冑や兜など本物さながらの衣装に身をつつんで迫力があります。
こちらも織田信長や羽柴秀吉などの主要人物のほかにも、お供をする人や足軽なども見ていて楽しいですよ。
行列の先頭である「維新勤王隊」山国隊の奏でる笛や太鼓の演奏はとても人気があります♪
また、名誉奉公では京都府知事と京都市長が、レトロな馬車にのって手を振る姿が見られます^^
明治時代から始まり時代をさかのぼっていくそれぞれの各時代には、色々な見せ場がありますので、ぜひ見逃さないように撮影ポイントとしてチェックしておいてくださいね。
時代祭の写真撮影のスポットは?
時代祭の見どころをふまえつつ、おすすめのを紹介していきます。
人気の撮影スポットは1時間〜2時間前から待機する人もいますので、どんな感じの写真を撮りたいかで場所を決めるといいですね^^
京都御所
時代行列の出発地点である京都御所は、背景が良い写真が撮れるポイントの一つです。
こちらはメインの写真撮影のスポットでもあり、京都御所に撮影ポイントをおいているTVやメディアも多いです。
行列は建礼門前を出発してから100メートル以上直進し、堺町御門より丸太町通りへでます。
このときに大きくカーブしますので、最前列にいれればとてもいい写真が撮れると思います。
もし最前列が撮れなさそうなら、踏み台などを使って人垣の上からとる方法もあります。
また、堺町御門を出てくるところも、門の落ち着いた背景と撮ることができるのでおすすめです。
三条大橋
三条大橋付近では、鴨川付近の風景を背景に撮影することができます。
京都が舞台のドラマなどでよく見る景色と一緒に時代祭の行列をカメラに収めることができると思います。
また、一眼レフをお持ちの方は望遠レンズで三条大橋を平安神宮方面に渡った側から撮るのもおススメです。
ただ、三条大橋の沿道にも見物している人がたくさんいますので、三条大橋付近に早めについて前に人がいない状態で車道が写せる場所にポイントをおきましょう。
遠くから撮影する場合、行列と見物客がごちゃごちゃになってしまう可能性がありますので、望遠レンズは必須ですね。
三条通は行列が通るときには人が多く混雑しますが、1時間ほど前から撮影スポットを探して待機しておけば大丈夫かと思います。
河原町三条に行列が着く時間は13:30頃なので、12:30頃には三条通で場所を探しておきましょう。
また、三条大橋からもう少し東にいった辺りは、行列が通る直前くらいからしか混雑しないので最前列で写真を撮れる可能性が高いです。
三条通りは背景がビルっぽい建物になる場所が多いですが、行列を比較的近くで撮影したい場合にはオススメですよ。
神宮道
三条通から平安神宮に向かう南北の通りの神宮道。
こちらは道幅が狭く、行列を近くで見ることができます。
平安神宮の有名な大鳥居も神宮道にありますし、京都市美術館など古き良き建物と近代的な建物を撮影することができます。
大鳥居を入れて写真を撮りたい場合は、望遠レンズを使って大鳥居から平安神宮のほうへ離れておかないと、人と鳥居を入れるのは難しいかもしれません。
平安神宮への行列の到着は14:30となっていますので、ロケハンのつもりで1時間ほど前から場所を探すと良いと思いますよ♪
行列の進行方向の先に撮影ポイントを置いておかないと、全部後ろ姿の写真になってしまいますので入れたい背景や雰囲気がある方は注意してくださいね^^;
時代祭の楽しみ方♪
皆さんが時代祭と聞いて思い浮かべるのは、各時代の衣装を着た京都市民たちが行列になって歩く”時代行列”ではないでしょうか?
実は時代祭は毎年10月15日から10月23日にわたって行われている行事です。
この9日間のうち、時代行列は毎年10月22日に行われます。
※ただ、2019年は即位した天皇が宣明をする儀式である「即位礼正殿の儀」が執り行われるため、時代行列は10月26日に日程変更されますので注意して下さいね。
この時代行列は12時に京都御所をスタートしますが、行事自体は22日(2019年は26日)の午前中から「神幸祭」が行われています。
朝の平安神宮には東側の門から入ることができて、準備中のお稚児さんや馬車などをみたり、写真をとったりできますよ。
8:00から行われる神幸祭の見物する人はあまり多くなく、午後からの時代行列とはまた違った時代祭を楽しむことができます。
そして9:00から「神幸列」が平安神宮から京都御所に向かって練り歩き、10:30頃に到着予定となっています。
この神幸列は時代祭の本来の主役であり、正午からの時代行列のあとに続いて進行されます。
平安神宮だけなく、京都御所の方でも待機している参加者の方たちを見たり写真撮影をお願いしたりすることができます。
府立病院側の梨の木神社の方から行くと、皆さんが待機している様子を見ることができます。
10:30からの「行在所祭」を終えたところだと、皆さんのちょっとくつろいだ様子が見られたりしますよ^^
長い行列では体力をかなり消費すると思いますので、参加される方の負担にならない程度にお話を聞かせてもらったりするのも楽しみ方の一つとしていいですね^^
京都の時代祭の見どころや写真撮影のスポット♪楽しみ方もご紹介!まとめ
京都の時代祭は、今では海外からも観光客が大勢見にくる季節行事。
時代衣装を着た人達が京都の街を練り歩く姿は、歴史を堪能できると思います。
京都の時代祭は、祇園祭や葵祭ほどの派手さはありませんが市民のお祭りとして受け継がれている大切な行事ですね。
ぜひ京都の歴史に触れて、楽しんできて下さいね♪
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