たけのこ水煮の保存期間や方法|腐った時の見分け方も紹介

たけのこ保存

春の味覚、たけのこは季節を感じられる食材として重宝しますよね。

下処理して茹でたたけのこは、正しく保存することで長期的に楽しむことができます。

大きなたけのこで「量が多くて食べきれない・ちょこちょこ使いたい」といった場合でも

今回紹介する方法で保存しておけば安心して使うことができますよ!

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たけのこ水煮の保存期間や方法

旬のたけのこは、掘り立てをすぐに湯がいて食べるととっても美味しいですよね^^

ただ、1度に食べきれない・使いきれないくらいのたけのこをもらったりして、保存に困ってしまうこともしばしば・・

市販の水煮のように長く保存できれば、いつでも料理に使えて便利ですよね。

実は、すぐに使いきれない場合の長期保存方法はたくさんあります。

それぞれの保存期間・方法・注意点などをまとめたので、自分のやりやすい(使いやすい)方法で保存してくださいね。

たけのこの水煮は正しく保管しておけば、かなり長い期間保存できます

春以外の季節でもたけのこ料理を楽しめるので、長期保存はとても便利でオススメですよ^^

ちなみに、この記事のメインは家庭で茹でたたけの水煮についてですが、

まずはスーパーなどで売っている市販のたけのこの水煮の保存方法を紹介しておきます。

市販のたけのこ水煮の保存期間と方法

市販で売っているたけのこの水煮は、春以外にも売っているので便利ですよね。

スーパーなどで売っているたけのこ水煮は保存料などが入っていることが多く、パック詰め後に加熱殺菌しています。

そのため、袋の外に消費期限などが書かれていると思いますが、結構期間が長いんですよね。

ただ、一度開封してしまうとすぐに使い切る必要があり、開けたあとは日持ちしません。

開封後に余ってしまったら、タッパーか袋にたけのこが十分浸かるくらいの水を入れてたけのこをつけておきます。

この状態で冷蔵庫に入れて2~3日で食べきりましょう。

関連記事筑前煮で水煮を使うとすっぱい!臭いの原因と酸味を消す方法とは?

家で茹でた、たけのこ水煮の保存期間

家で下茹でしたたけのこが大量にある場合は、

✔︎すぐ使う分
✔︎すぐ使わない分

にとりあえず分けましょう。

すぐに使わない分に関しては、1ヶ月保存や1年保存といった長期に向いた保存方法を用いて保存しておきましょう。

✔︎すぐ使う分

数日以内などすぐに使う分に関しては、冷蔵庫での保存が便利です。 

保存場所:冷蔵庫
保存期間:〜1週間ほど

用意するもの

・タッパーかジップロック
・たけのこが浸かる量の水

【手順】

①タッパーかジップロックにたけのこ、たけのこが浸かるくらいの水を入れる
②冷蔵庫に入れておく

数日以内に食べるたけのこの保存はとても簡単。

冷蔵庫に入れておくだけでオッケーですが、毎日水を変える必要があります。

水を変えずに放置しておくと腐るのが早いので注意が必要です。

忘れずに毎日水を変えましょう!

✔︎すぐ使わない分

数日分以上にたけのこが大量にある場合は、冷凍保存が便利です。

大きいサイズのままのたけのこを冷凍すると、たけのこの中の水分が膨張してたけのこの内部に細かい空間ができ「すが入る」状態になります。

こうなるとたけのこの内部がカスカスになるので食べた時の食感が悪く、なってしまいます。

これを避けるために、たけのこを冷凍保存する場合はあらかじめ使う大きさに切っておきましょう。

食感が悪くなるから、と冷凍保存を好まない人もいるようですが、わたしはいつも冷凍保存しています。

少し食感や風味は劣りますが、ひどくカスカスになったことはありません。

1ヶ月くらい保存できるので、そのあたりは仕方ないか〜と割り切って使ってますw

保存場所:冷凍庫
保存期間:〜1ヶ月ほど

用意するもの

・ジップロック
・キッチンペーパー

冷凍保存する場合は、料理に使いやすい形に切っておきます。

【手順】

①薄切り・細切り・短冊などの形にきる

②キッチンペーパーで表面の水気をとる

③ジップロックに平らに並べる

④できるだけ空気を抜き、冷凍庫で保存する

早く凍らせるために、なるべく重ならないようにするのがコツです。

ジップロックの中にたけのこを入れたら、できるだけ広げて空気を抜けるだけ抜きましょう。

少し凍ったくらいのタイミングで軽くほぐしておくと、使う時にバラバラになるので使いやすいですよ!
(この方法は小ネギの冷凍保存でも同じなので、やってみてくださいね^^)

また、凍らせる時にたけのこに砂糖をまぶしておくとすが入りづらく、そのまま冷凍するよりも食感を保ったまま冷凍保存することができます。

【使い方】

冷凍保存したたけのこを使うときは、凍ったまま使いましょう。

解凍しながら調味料が染み込むことでカスカス・グニャグニャといった食感の悪さを防ぐことができます。

あまり長期間保存すると、やはり食感が変わってしまったり冷凍焼けして味や臭いが大きく変わってしまうので1ヶ月を目安に食べるようにしましょう。

砂糖をまぶして凍らせた場合も同様に、凍ったままの状態で料理に使ってくださいね。

\もっと/長期的な保存方法

大量のたけのこをもらった場合などは、冷凍庫で1ヶ月では短いですよね。

そこで、もっと長期間の保存ができる方法を紹介します。

下茹でしたたけのこ水煮の長期保存としては

・瓶詰め
・塩漬け
・天日干し

があります。

冷蔵や冷凍保存よりも手間はかかりますが、その分長く保存できるのでぜひやってみてくださいね。

それぞれの保存期間や方法を詳しく見ていきましょう。

瓶詰め

たけのこ瓶で保存

市販で売っている水煮のたけのこは水に浸かっていますよね。

あれを家で作ってしまうような感じに近いと思います。

瓶を煮沸したりする手間はありますが、食感や風味を変わらずに保存することができるのでオススメの方法でもあります。

保存場所:冷暗所か冷蔵庫
保存期間:約1年

用意するもの

・たけのこが入る大きさと数の耐熱瓶
・瓶が入る大きさの鍋

※たけのこを保存する瓶は予め煮沸消毒しておいてください。

【手順】

①たけのこを保存したい瓶に入るサイズに切り、瓶につめる

②瓶いっぱいに水を入れ、蓋を軽くしめる

③鍋に瓶を入れ、蓋を上に立てた状態で瓶の肩まで浸かるくらいのお湯を入れて火にかける

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④沸騰してから30分ほど煮る

⑤瓶を取り出して蓋をしっかりしめる(軍手をしましょう)

⑥再度、鍋に瓶全体がお湯に浸かるように入れて30分ほど火にかける

⑦瓶を取り出し、逆さま(蓋が下の状態)にして自然に冷ます

お湯から瓶を取り出すときは火傷に注意してくださいね。

冷めたら瓶詰めの水煮たけのこの完成!

以上の方法でしっかりと殺菌して、蓋を密封しておけば安心して保存できます。

この方法はジャムを作る時などと同じで「脱気」という方法を使います。

瓶の内部までしっかりと沸騰させて、熱い状態でフタをしめることが重要になりますので、グツグツと瓶ごとしっかり煮ましょう!

きっちりと脱気ができていれば、空気に触れないので長期保存しても酸化しません。

瓶の中の空気(気体)が抜けているかを確認する方法は、瓶の蓋の真ん中が凹んでいればOKです。

蓋が凹んでいる状態であれば、瓶の内部が減圧されているので確認の目安にしてください。

保存場所は冷暗所で、条件がよければ1年以上保存ができますよ。

ただ、市販の水煮とは違い保存料を使用していないので、1年くらいで食べきるようにしましょう。

【使い方】

下茹でしているのでそのまま調理に使うことができますが、気になる方は一度下茹でしてから使うと安心です。

蓋を開けたものは、タッパーやジップロックで水に浸した冷蔵庫で1週間くらいの保存期間となります。

1回分づつに瓶を分けておくと使いやすいですよ。

塩漬け

塩漬けはその名の通りで、茹でたたけのこを塩漬けして保存する方法です。

塩漬けしたたけのこは、常温でも1年くらい保存が可能。

瓶詰めと同じく、大きいサイズのたけのこのまま保存ができます。

コツは塩を惜しまずにたっぷりと使うこと。

そのまま調理するとしょっぱすぎるので、使う前に「呼び塩」をしてから使います。

保存期間:1年
保存場所:冷暗所か野菜室

用意するもの

・塩
・ジップロック(ビニール袋)か保存容器

【手順】

①たけのこの表面の水分をできるだけ拭き取る

②たけのこに塩をたっぷりかける

③塩を敷き詰めたジップロックか保存容器にたけのこを入れる

④1日ほど放置

⑤たけのこからでた水分を捨てる

⑥たけのこの表面に追加で塩を足す

⑥で塩を足した後は、袋の中の空気をできるだけ抜いて結ぶ

瓶詰めの煮沸消毒の手間や、保存場所がないという方は、塩漬けにしてタッパーに入れておくのが便利です。

漬物などの昔ながらの塩漬けの方法で、手洗いやアルコールスプレーを使用するなど、菌を繁殖させないように気をつけてくださいね。

【使い方】

塩漬けのたけのこを料理に使うときは「呼び塩」をします。

呼び塩とは、薄い塩水にたけのこをつけておき、浸透圧を利用して塩分を抜く方法です。

使う分だけのたけのこを袋から取り出してよく洗います。

ボウルかタッパーに500ccの水に小さじ1〜1.5の塩を入れて、その中にたけのこをつけます。

つける時間と気温によって、塩の抜け加減が違うのですが半日〜1日ほどつけておきましょう。

少し食べてみて、良さそうな塩加減になったら料理に使ってください。

調理するときは、塩加減に注意してくださいね。

また、水だけで塩を抜くこともできます。

水だけの場合は、たけのこを水に2~3日つけておきます。

塩が抜けてくると水の塩分濃度が上がるので、こまめに水を取り替えるようにしてください。

この時にスライスしておくと早く塩抜きすることができますよ。

天日干し

たけのこを天日干しして、乾燥させて保存しておく方法もあります。

たけのこを薄く切ってカラカラになるまで乾燥させると保存食にすることができます。

大量のたけのこでも乾燥させて保存すると場所をとらないので、瓶などの保存容器をたくさんおく場所がない場合は天日干しがオススメ。

ただし乾かす時間が長すぎるとカビが生えてしまうので梅雨の時期などは難しいのと、早く乾くように薄く切るのがコツです。

保存期間:1年くらい
保存場所:湿気のたまりづらい場所

用意するもの

・たけのこを並べる用のざる
・乾燥剤
・ジップロックか密封容器

【手順】

①たけのこを5mmほどの厚みに切る

②重ならないようにざるや網に並べる

③2~3日ほどで乾燥したら出来上がり

もし2日で乾燥しない場合は、電子レンジでたけのこの水分を飛ばしましょう。

あまり日にちをかけすぎるとカビが生えてしまう可能性があります。

ただし電子レンジはかけすぎるとたけのこが黒く焦げたようになるので、時間を調節しながら乾燥させてくださいね。

電子レンジを使う場合は半乾きくらいにしてまた天日干して完全に乾かしてください。

梅雨の時期は、電子レンジやストーブなどの暖房器具を使って早く乾かすようにしましょう。

【使い方】

天日干ししたたけのこは、1日ほど水につけて柔らかくしてから料理に使います。

あまり水を変えすぎるとたけのこの風味が水に溶けて出てしまうので、水で戻らない場合は茹でてから使ってください。

カラカラになったたけのこは、見た目があまりキレイじゃないですが^^;

天日干しすることで成分が凝縮して、栄養価が高くなる上に旨味も増します。

干したけのこは、そのままのたけのこより美味しいという人もいるくらいなんですよ^^

たけのこは腐るとどうなる?見分け方の目安

たけのこをちゃんと保存したつもりでも、これ傷んでないかな?と不安に思う時もありますよね。

たけのこが腐るとどうなるのか、見分け方を紹介します。

特徴
・酸っぱい臭いや味

・異臭

・ピンクや赤色に変色している

・表面がヌルヌルする

・ふにゃふにゃ、ドロドロしている

・保存の水が濁っている

見分ける特徴としては、上記のように

臭い・見た目・味・食感となります。

もし見た目や臭いでわかりづらいときは、少しだけ口に入れて見るのも(最終)手段かと^^;

ただ、口に入れて危なそうなら飲み込まずに出しましょう。

長期的に保存する場合でも、使う前に腐ってるかも・・?と思ったら、

臭いや見た目の変化を目安に確認してから調理するようにしてくださいね。

関連記事筍のあく抜きに失敗するのはなぜ?えぐみを消す方法と料理方法はコレ!

たけのこ水煮の保存期間や方法|腐った時の見分け方も紹介まとめ

たけのこは市販の水煮を買えば1年中食べられますが、中国産のものも多いです。

もらい物のたけのこを長期保存しておけば、いつでも好きな時に美味しいたけのこ料理が食べられますよね。

今回紹介した方法で家で水煮のたけのこを保存して、国産の美味しいたけのこを楽しんでくださいね。

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