潮干狩り、採った貝は美味しく食べたいですよね!
でも、潮干狩りのあとに遊んで帰る予定を組んだり、家から遠い潮干狩り場へ行こうと思うと、家に帰り着くまでに何時間もかかってしまいます。
そこで、潮干狩りで採った貝を持って帰るのに長時間かかっても新鮮な状態で持ち帰る方法をまとめました。
最後には注意点も書いていますのでチェックしておくと役立つと思います^^
潮干狩りの持ち帰りに長時間かかる場合
潮干狩りで採ったアサリやハマグリなどの貝は、ちゃんとした状態で持ち帰って美味しく食べたいですよね。
帰宅までに1~2時間程度だと採ったあとそのまま持って帰っても大丈夫ですが、半日などの長時間となると持ち帰りに気をつけないと食べられなくなってしまいます。
せっかく楽しみに持って帰ったのにフタを開けたら死んでいた…
となると悲しすぎます^^;
そこで、潮干狩りで採った貝を持って帰るときには次の2つを知っておきましょう。
適温を維持する必要がある
潮干狩りで採った貝は、採ったときの海水と同じくらいの気温にしておくと、帰るまでの時間が6時間とか8時間でも食べられる状態で持って帰れます。
この海水と同じくらいの温度は(季節にもよりますが)だいたい20~25度となり、家に帰るまでこの状態をキープすることが必要になります。
貝は冷たい状態では死にませんが休眠状態となり、逆に温度が上がりすぎると貝が弱って死んでしまう可能性があります。
そこで、貝にとって理想的な状態をキープしながら持ち帰るのに必要な準備をしておきましょう。
・フタのついたクーラーボックス、バケツ
・保冷剤
・空のペットボトル(2~4L)
・新聞紙
です。
ただ、季節によって気温が25度を越える状態が長く続かなければ、冷やす必要はないですので、保冷剤は要らないかもしれません。
他にも、コンビニやスーパーの袋に氷を入れて持っていって途中で調節するのもありですよ^^
車で行く場合、貝の入ったクーラーボックスは日が直接当たらない場所にしましょう。
日光が直接クーラボックスに当たると、温度の上昇が激しくなってしまいますので、あさりが傷んでしまう原因になります。
揺れなどの衝撃に弱い
貝は揺れなどによる衝撃に弱く、移動中に貝同士がぶつかって割れてしまうと弱って死んでしまいます。
できるだけ揺れないように気をつけたり、次に紹介する方法で貝が衝撃にできるだけ強い状態にしておき、持ち帰りましょう。
関連記事潮干狩りの持ち物で道具と服装をご紹介!あると便利なものはコレ!潮干狩りの持ち帰りの方法は?
では次に、潮干狩りで採った貝の持ち帰り方法を紹介していきます。
潮干狩りで採った貝には雑菌やゴミがたくさんついていますので、持ち帰りの容器に入れる前に水道水などで貝をこすり合わせるようにガシガシ洗っておきましょう。
水道水が苦手な貝は口を固く閉じ、持って帰っているときに割れてしまうことを防げます。
次に、貝の乾燥を防ぐために新聞紙を海水でぬらしましょう。
採った貝が少量であれば、ザルや網袋に貝を入れたまま新聞紙で包むといいですし(衝撃も少なくて済む)
沢山とれた場合は貝の上からぬれた新聞紙をかぶせるようにします。
また、保冷剤や凍らせたペットボトルなどが直接貝にあたると貝が冷えすぎてしまいますので、こちらも新聞紙でつつんでおきましょう。
クーラーボックスの底か横に保冷剤を入れ、新聞紙で包んだ貝もしくは直接貝をクーラボックスに敷き詰めます。
貝を直接クーラーボックスに入れた場合は、上から新聞紙をかぶせてフタをします。
そして新聞紙の上に保冷剤をおいておきます。
これで持ち帰りに長時間かかっても鮮度が良いまま食卓に出せる状態で持って帰れます。
貝は生魚とは違い温度の上昇を防ぐ程度で大丈夫です。
キンキンに冷やす必要はありません。
わかりやすい例えで言えば、冷蔵庫の野菜室のような状態です。
あのマイルドな冷やし方が貝にとって理想的な冷やし方ですので、なんとなくイメージしながらクーラーボックスに詰めるといいと思います^^
もともとの海水の温度に近い状態を維持出来ればいいので、その日の気温や持ち運び時間により、ケーキ屋さんでもらえるような小さい保冷剤で足りる場合もあります。
もし氷を持っていく場合は、途中で個数を調節するなどしてくださいね。
また、貝を採ったあと海水を空のペットボトルに入れて持ち帰りましょう。
家で砂はきをさせる用として使えますので、採った量の貝がヒタヒタに浸かるくらいの(大めに)海水を持って帰っておきましょう。
潮干狩り場では蛇口から海水がでるところもありますので、そちらを利用すると楽チンですね♪
潮干狩りの持ち帰りで注意すること
潮干狩りで採った貝を持ち帰るには、注意しておきたいことがいくつかあります。
まず、持ち帰りの方法には
・今回紹介したように海水を別容器に入れて持って帰る方法と
・クーラーボックスに貝と海水を一緒に入れて持ち帰る方法
があります。
貝と海水を一緒に入れて持って帰るメリットは、移動時間で砂を吐かせることが出来るので上手くいけば帰った日の夕飯に食べられること。
ですが、長時間の移動ではこの方法は不向きとされています。
クーラーボックスに入れた海水の温度が上がる可能性があることと、水の中にずっと貝を入れていると貝自体が酸欠状態になって弱ってしまいます。
他にも、車の揺れで砂を吐くのが難しい、砂はき中に揺れにより貝が口を閉じた時に管が切れたりする可能性があるという理由があげられます。
ということで、今回紹介した海水なしでの持ち帰りの方がリスクが少なくオススメです。
貝は衝撃に弱いということを考えると、出来るだけ揺れないような高速道路を利用するなどルートを少し考えておくといいかもですね。
また、持ち帰りに準備する容器やクーラーボックスは石けんや洗剤で洗ったものは使用しない方が無難です。
石けんの水垢は、貝には猛毒といわれていますので、石けんなど洗剤で容器を洗った場合はよくすすいでおきましょう。
死んでいる貝が入っていると、他の貝もダメになってしまいます。
死んでいる貝を見つけた場合は、持ち帰りのザルや容器からは取り除いておきましょう。
死んだあさりの簡単な見分け方を書いた記事も参考にどうぞです。
死んでも食べられるあさりどうかを知りたい方はあさりが死んでるけど食べれるかどうかの判断基準をまとめた記事へどうぞ^^
潮干狩りで貝の持ち帰りに長時間かかるときの方法と注意点は?まとめ
潮干狩りで採った貝の長時間の持ち帰り方、以外と簡単でしたね!
冷やしすぎず、温度があがりすぎなければ大丈夫。といったところでしょうか^^
意外と難しくないので、上手くもって帰って美味しく食べれるといいですね♪
皆様の大漁をお祈りいたします^^♪
コメント