イルビゾンテは男女を問わず人気の革製品。
プレゼントとしても、とてもおすすめのブランドです。
今回は、そんなイルビゾンテのコインケースを半年間、手入れしないで使ってきた結果を公開していきます。
汚れ具合や、エイジングの具合を画像でじっくりと検証してみたいと思います。
これからイルビゾンテを購入しようかな〜と思っている人は、参考にどうぞ!
▼その他イルビゾンテのヌメ革の経年変化についてまとめ▼
イルビゾンテの経年変化を綺麗にする方法|コインケースの手入れについて
イルビゾンテのコインケースを半年使ってみた
コインケースやお財布は、日々使うものなので汚れやすいですよね。
今回検証しているコインケースは、ヌメ(ナチュラル)なので特に汚れやエイジングがわかりやすい革です。
イルビゾンテの革の中でも、染料仕上げの革に関してはエイジングがとても早いことでも有名。
使い始めて1ヶ月の記事もあるので、そちらも気になる方はチェックしてみてください。
最初に気を付けることなども詳しく書いているので、よかったらどうぞ。
>>イルビゾンテ ヌメの経年変化【1ヶ月】コインケースの色の変化具合は?
ちなみに今回のコインケースは、使い始めてから1度もクリームなどで手入れをしていません。
使い始めのうちはブラッシングを毎日していましたが、途中から面倒くさくなってしまったので完全に放置の状態で使っていましたw
あと、お札やカードは長財布を使っていますので、レジで小銭を出すときにモタついているのはここだけの話でw
では、どんな感じに色が変化したのかを見てみましょう。
使用1ヶ月後の画像と、色の明るさや濃さをできるだけ近くしたのですが、これが限界でした^^;
色の変化としては、やはり茶色が濃くなっています。
それにともなって、元々の革自体のシワが前よりも深くなっている感じはしますね〜。深みが増している感じ。
あと、ボタンの部分の左右は開ける時にめくるのでちょっと伸びてきた感があります。
とはいえ、綺麗に使うことをいつも意識しているおかげか、今のところはそこまでひどく伸びたり歪んだりはしていません(まだ半年だから?)
ボタン周辺の、少し凹みができているところは色の変化が遅いですね↓
矢印のところだけ一周うっすらと色が明るいの、わかります?
ボタンが”かしめ”られているから、ボタン一周分少しくぼんだ感じになってるからでしょうね。
あと、後ろ側はあまり変化なしって感じですかね。
そこまでヘビーに使っているわけではないのですが、普通にカバンから出し入れする感じで使ってます。
先ほど紹介した、使用1ヶ月の記事で書いている使い方と基本的には変わってなくて、気を付けるところは今でも気をつけています。
そのおかげもあって、半年使っても綺麗に経年変化していってるのかな〜と思っています。
あと多分、普段ずーっとカバンに入れっぱなしなので、あまり日にあたることがなくてエイジングが遅めかとw
ただ、中の小銭が入るところは汚いですね。
小銭の汚れや摩擦が起こるので、中が汚れるのは仕方がないと割り切っています。
(にしても‥ですがw)
中に関しては今度クリーナーでも使って汚れを落としてみようと思うので、その時はまた記事にする予定なのでお楽しみに☆
イルビゾンテの汚れについて
イルビゾンテを使う上で、気になることといえばやはりエイジング具合と汚れではないでしょうか。
例えば、さっきの画像の内側の黒ずみを見て、エイジングとはいえないですよね^^;
イルビゾンテの革は、多くが染料仕上げです。
中でも素仕上げであるナチュラルや、(初めからエイジングしてる雰囲気を出すために)多少の染色がほどこされてる焼きヌメは、わかりやすいくらいに色が変化していきます。
この色の変化を簡単にいうと、牛の「皮」から「革」の状態にする工程の『なめし』で使われるタンニンという成分が革に染み込んでいて、日光に当たることで、タンニンが変質して色が変わるのです。
このようにして作られたヌメ革は、使っていくうちに濃い色に変化していくので、その工程が「自分で革を育てている」という感覚になれる楽しさの一つですよね。
ただ、気をつけたいのが「エイジング」と「汚れの黒ずみ」は違うということ。
自分自身が「いい感じにエイジングしてきたわ〜」と、色の濃くなった財布を見て思ったとしても、他の人から見るとただの「汚れ」に見えたりします。
この温度差って本当に悲しいやら虚しいやら・・^^;
実際わたしも70年代の年季の入ったショルダーバッグを気に入って長年使っていたのですが、結構クタクタになったので引退させたんです。
で、数年たってからそのバッグを家で見つけて、あらためて見てみたら、ただの汚いバッグでした。。泣。
当時は誰もそのバッグ汚いね〜とは言ってきませんでしたが、きっと心の中では買い替えた方がいいんじゃね?と思ってたんだろうな〜と冷静に思いました。w
こう思われないために気を付けたいことは、
・変形させてしまうクセをできるだけつけないこと。
例えば、コインケースなどの小さいものはついズボンのポケットに入れたくなりますが、これをすると綺麗なエイジングにはならないとわたしは思っています。
ジーンズのポケットに入れると、動いたときの摩擦でジーンズの染料が革に少しづつ移ってしまいますし、人間の体は基本的にカーブしているので、ジーンズのポケットに入れているものも体に沿ってカーブすることになります。
また、革と革の摩擦や印刷物と革の摩擦にも注意しましょう。
革同士の摩擦は、先ほどのジーンズと同じように染料が移ってしまう可能性がありますし、印刷のインクも色移りする可能性があります。
革にとっての摩擦は、全てが悪いことではなく、手入れのときにわざと摩擦を起こすことで革に熱が加わりクリームやオイルの浸透をよくする効果もあるのですが、意図しない摩擦によって革が黒光りしてしまうのです。
表面についた汚れは革専用のクリーナーで落ちるものもあるので、早めの対策をするのがいいと思いますし、内部から汚れをとりたい場合には革用のシャンプーもあります。
できるだけ取れる汚れはとって、全体的にムラが少ない状態でエイジングさせることで、綺麗にエイジングさせることが可能だと思います。
ただ、綺麗にエイジングさせるというのは気を遣うことも多いので、革はガシガシ使ってなんぼじゃ〜という人もたくさんいます。
自分なりの使い方をして、変化を楽しむ。
それを自分だけの一点ものと思って使うのも、もちろんアリですし。
ただ、ぶっちゃけイルビゾンテに限っていえば「使いすぎないうちに買い替える」ことも重要かな。と個人的に思ったりします。
イルビゾンテの魅力の一つである「カジュアル感」のあるコバ(端っこの断面)の処理がないことをとってみても、汚れはつきやすいし、10年使っても綺麗な状態のエイジングが楽しめるというのは難しいのかな〜と。
この辺りは完全に個人の価値観や好みによるので、一つの意見として読んでもらえたらと思います^^
レビューっぽくなってしまいましたが、参考になれば幸いです^^
こちらのコインケースをレビューした記事もあるので、ぜひ参考にしてください。
関連記事イルビゾンテ コインケースの口コミ|使い勝手や評判はどう?イルビゾンテのヌメを手入れしないで半年使ってみた&汚れについてまとめ
半年間、手入れしないで使ってもわりと綺麗に使えるもんだな〜って改めて思いましたw
エイジングの早いイルビゾンテなので、できるだけゆっくりとエイジングしていく期間を楽しみたいです。
また今度、中の汚れを落としたり乾燥の具合をみてクリームを塗っていこうと思っています♪
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